ミニチュアキットの選び方とは? インテリアコーディネーターに聞く
インテリアコーディネーターの山志多あまねさんにお話をうかがい、ミニチュアキットの選び方のポイントを教えていただきました。でき映えのバランスやキットに入っているツールをよくチェックすることが大切です。ぜひミニチュアキット選びの参考にしてください。
難しさとでき映えのバランスで選ぶ
ミニチュアキットには初心者用からプロ級のものまでいろいろな種類があります。小さな子どもや初心者なら難易度の低いものを選びましょう。
ある程度の経験があり、ミニチュアづくりが趣味になっている方は難易度の高いものにトライしてください。難しければ難しいほど、できあがったときの達成感があります。
また、完成したときのバランスを考えてキットを選ぶことも大切です。
キットに入っているツールを確認しておこう
キットといってもミニチュアを完成させるには、切ったり貼ったり色をつけたりと、数多くの行程があります。そのための道具がキットのなかに含まれているかチェックしてください。
ハサミ、のり、ものさし、カッターなどは家庭にあるものを使えます。ピンセットや接着剤、筆、絵の具、紙ねんどのように家庭にないものは、付属品としてセットになっていると便利です。
自室のインテリアにあわせて選ぶ
ミニチュアキットには作る楽しさと、完成品を飾る楽しさがあります。ミニチュアキットを選ぶときは、どこに飾るのかを考えておきましょう。
いろいろな飾りものがある部屋ではミニチュアキットが目立ちません。シンプルな背景に飾るとミニチュアが引き立ちます。
選ぶ前に、部屋のインテリアとうまくマッチするかどうかを考えることは重要です。
ミニチュアキットのおすすめ商品10選 完成サイズ・付属品・ギミックもチェック!
かんたんなものから複雑なものまで、おすすめのミニチュアキット製品をご紹介します。お気に入りをみつけてトライしてみてください。

スタイリッシュな一軒家が作れる『Happy Time』。白を基調にしているため、インテリアになじみやすいです。
自分のイメージで家を作れる
ディスプレイ用ケースがついている木製ドールハウスのミニチュアキット。LEDライトが点灯してオルゴールから音楽が流れます。
寝室にはベッド、リビングにはピアノ、バスルームにバスタブなど必要なパーツがそろっているので、自分のイメージで家作りができます。
組み立てながら子どもの想像力を育てられるミニチュアキットです。
オリジナルなキッチンが作れる
キッチンをモチーフにしたドールハウスのミニチュアキットです。ピンセットや液体のり、絵の具などのツールがついているので、新たに道具を購入する必要はありません。
説明書どおりに作っても、色を選んだり、布を貼り替えたりして自分だけのキッチンを作れます。キッチンに必要なパーツも、コーヒーミル、食器棚、テーブル、ヤカンなどバラエティにそろっているミニチュアキットです。
こまかいパーツがそろっている
対象年齢が14歳以上になっているハウスガーデンのミニチュアキットです。カラフルな花と中庭がセットになっており、接着剤やピンセットなどのツールつきなのでだれでも作れます。
ハウスガーデンに必要なベンチ、ベンチに置くクッション、鉢植えなどこまかいパーツがそろっているので、自分好みに配置して作り上げる楽しさが味わえます。LEDランプもついており、点灯可能です。

『QUIET TIME』は、シックなアジアンテイストの一軒家。リビングや寝室に設置すれば落ち着いた雰囲気を演出できます。
部屋ごとに完成させる楽しさ
リビングやキッチン、寝室などがある木製ドールハウスのミニチュアキットです。木製なので落ち着いた雰囲気のハウスが作れます。
リビングにはソファ、寝室にはベッド、システムキッチンなど各部屋に必要なパーツがそろっており、ひと部屋ごとに完成させていく楽しみが味わえます。
付属品としてLEDランプのほかに、オルゴールとほこりよけカバーがついているのがポイント。

『Rose Garden』は、色とりどりの花に囲まれたティーハウス。自然光が入る場所に置くと、ハウス内に光が差し込んで陰影を楽しめます。
観賞用として楽しめるディスプレイカバーつき
バラの花に彩られたドールハウスのミニチュアキットです。ローズガーデンと名づけられた花に囲まれた美しいハウスで、夜間にはライトを点灯し、オルゴールから音楽が流れます。
花に囲まれたハウスにふさわしい食器棚やソファ、テーブルやデコレーションケーキなど精密なパーツを飾りつけるのが楽しいキット。完成品をほこりから守るディスプレイケースがついているので、観賞用としても楽しめます。
大人には懐かしいレトロな昭和のお店
子どもだけでなく大人も楽しめるミニチュアキットです。ビリーという販売会社からは「昭和シリーズ」として、いろいろなお店のキットが売り出されていますが、「たばこ屋」もそのひとつ。
大人には懐かしい昭和30年代のレトロな雰囲気を再現でき、ホウロウ製の看板など細部までこだわったミニチュアキット。店内にランプを灯すこともできます。
ほかの商店も続けて製作すれば、昭和の街並みができるでしょう。
憧れのベッドルームを作れる
大きな窓と大きなベッドのあるベッドルームのミニチュアキットです。自分が憧れるベッドルームを楽しみながら作っていくおもしろさがあります。
LEDライトが点灯でき、鏡や書棚、花瓶、ふとんまで精密なパーツがそろっているので、創造力を働かせながら作業できます。子どもにとって応用力や思考力のトレーニングにもなるミニチュアキットです。
本格的な和風庭園が作れる
和風ドールハウスのミニチュアキットです。和風庭園をモチーフにしているキットで、カット済み木材を組み立てて作ります。
和風庭園に欠かせない灯籠や庭石、庭木、白砂なども付属しており、本格的なミニチュア和風庭園です。
「アトリエ・リトルフラッグ」からは和風シリーズが出ており、ほかの和室キットなどと組み合わせることもできます。
お父さんの書斎が作れる
14歳以上向けのミニチュアキットですが、書斎を持ちたいお父さんにふさわしい商品です。まるで小型の図書館のような書斎が作れます。
書棚はもちろんですが、高い所にある本を取り出す脚立や読書用のソファなど書斎に必要なパーツがそろっています。ページをめくれる本まで用意してある精密さに満足されるでしょう。LEDランプを点灯させれば、そこは夜の書斎です。
懐かしい駄菓子屋さんのミニチュア
昭和30年代の駄菓子屋を再現できるミニチュアキット。すでにご紹介したビリーの昭和シリーズ「たばこ屋」など、懐かしい商店のキットを集めるとオリジナルの街並みが作れます。
子どもよりも昭和の時代に育った大人が喜ぶミニチュアキットです。ホウロウ製の看板や、ラムネの旗、店先には犬までセッティングできます。昭和の駄菓子屋さんのミニチュアを飾って昔を懐かしんでください。
「ミニチュアキット」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ミニチュアキットの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのミニチュアキットの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ミニチュアキットに関するQ&A よくある質問
値段の相場はどれくらい?

安いもので3,000円前後、高いものでも1万円程度が一般的です。
大きさはどれくらい?

ミニチュアというだけあって、小さいサイズのものがほとんどで、縦・横・高さいずれも15cm~30cm前後のものが一般的です。
ペーパークラフトキットもチェック! 【関連記事】
ミニチュアキットは完成後に飾る楽しみがありますが、ほかにも飾って楽しめるキットにペーパークラフトがあります。興味のある方はチェックしてみてください。
幼いお子さんのいるご家庭は部品の誤飲に注意
ミニチュアキットには精密でこまかなパーツがたくさんそろっています。気をつけたいのは小さな子どもが誤飲してしまうこと。キットには対象年齢がありますが、お子さんが作るときは親も一緒に手伝うようにしてください。
パーツのなかには果物やお菓子など本物そっくりのものがあるので、とくに小さなお子さんには注意が必要です。小学生以上なら大丈夫でしょうが、目を離したすきに幼いお子さんが誤飲しないとも限りません。
インテリアとしても優秀なミニチュアキット インテリアコーディネーターからのアドバイス
観賞用としても楽しむことができ、大人にも人気のミニチュアキット。モチーフや色味が設置する部屋の雰囲気にフィットするものを選べば、インテリア性が高まります。完成サイズもチェックしておきましょう。
小さな子どもやペットがいる場合は誤飲に要注意。手の届かない場所に保管してください。ディスプレイ用ケースが付属していれば、ホコリ対策にもなり便利です。
憧れの世界観をミニチュアで楽しむ! 編集部より
ミニチュアキットのおすすめ商品をご紹介してきましたが、その魅力は憧れの世界を自分の手で作り上げられるという点でしょう。
子どもにとってはプールつきの邸宅かもしれませんし、大人にとっては懐かしのレトロ感いっぱいのお店かもしれません。夜間にはライトが点灯するキットもあります。
ミニチュアキットの楽しさは精密なパーツがついていて、自由にレイアウトできること。そして完成品はお気に入りの場所に飾って、いつでも鑑賞できることです。また、子どもの想像力を引き出すきっかけにもなります。
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インテリアや日用品に造詣が深いフリーランスライター。 早稲田大学卒業後、大手日用品メーカーでお客様相談業務や商品企画・広告宣伝企画などを担当。家事関連のオウンドメディアやテレビ番組(ミニ枠)の企画運営を通じ、住まい・衣類のお手入れ用品の選び方や家事ノウハウを広く発信した。 退職後、インテリアコーディネーター資格および色彩検定2級を取得。専門知識を活かし、インテリアやライフスタイル関連のメディアで執筆多数。