電子ノートとは
電子ノートとは本体のディスプレイに専用のタッチペンを使うことで、メモや図を書き残しておけるデバイスのことです。最近ではビジネスシーンで利用している人も多く、サラリーマンや働く女性の相棒となっています。商品によって価格に差があり、数千円のものから高くて数万円するものもあります。
メモ帳だと荷物がかさばりますし、どこまでページを使ったのかを探さなければならないので手間取ってしまうこともあるでしょう。電子ノートならすぐに取り出して書き起こせますし、データを即転送できるタイプもあり、機能性抜群のアイテムです。
電子ノートのメリット
電子ノートはタブレットよりも比較的安価で手に入りますし、安いものでも機能性が充実したタイプもあります。
また、ノートにメモを書き起こしてもデータにするのには時間と手間がかかってしまいますよね。電子ノートならメモ書きしたものをそのままデータ化できますし、手間や時間もかからないので作業の効率がアップします。データをそのままパソコンやスマホに転送できるものもあるので、仕事もはかどるでしょう。
電子ノートの選び方
それでは、電子ノートの基本的な選び方を見ていきましょう。ポイントは下記の5つ。
【1】サイズ
【2】解像度
【3】電源方式
【4】駆動時間
【5】保存機能の有無
上記の5つのポイントを抑えることで、より具体的に欲しい機能を知ることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】サイズをチェック
まずは本体のサイズを見てみましょう。
電子ノートの大きさによって作業の効率が違ってきます。デスクで使えるものから、持ち運び可能なものまで、サイズ展開が豊富なところも魅力的です。
▼自宅や職場で使用をするなら8インチ以上
自宅や職場で仕事用に使うなら、画面サイズ8インチ以上の大きめのサイズを選ぶとよいでしょう。画面が大きくて文字も見やすいですし、メモや図も書き残しやすいです。
画面が小さいと一度にメモできる量が限られてしまいますが、大きければそのような心配もいりません。
▼移動中などで使用するなら6インチ程度
一方、営業職などで持ち歩きたい方は画面サイズ6インチ以下のコンパクトなタイプを選ぶとよいでしょう。コンパクトだから持ち運びにも便利ですし、荷物がかさばってしまうこともありません。
商品によってはポケットサイズのものもあり、いつでもどこでも気軽に持ち運びが可能! 小さすぎるという場合もありますので、可能でしたら実際にサイズを見ての購入の検討をおすすめします。
【2】解像度をチェック
画像の解像度も確認してみましょう。ドット数が大きいほど鮮明な画像を映してくれます。解像度を確認するには電子ノートのディスプレイの大きさと解像度をチェックする必要があります。表や図など鮮明に画像を映したい場合は600×800ピクセル以上のものがおすすめ。こまかなところまで見えるので後からチェックもしやすいです。
とりあえずメモ用として使いたいならそこまで解像度にこだわらなくても大丈夫です。自分の使用する用途に合わせて選んでみましょう。
【3】電源方式をチェック
次にチェックするのは電源方式です。電子ノートには「充電式」と「乾電池式」の2種類があります。
それぞれ特徴もメリットも違うので、ご説明していきます。特徴やメリットを知ったうえで、自分が気軽に使えるものを選んでみましょう。
▼電池切れなどを心配したくない方は「充電式」
途中で電池が切れてしまって使えなくなってしまうのがイヤな方は「充電式」がおすすめです。ハイスペックで機能性が充実している商品に多く、USBでカンタンに充電ができます。
乾電池をいちいち購入する必要がなく、コンセントさえあればいつでも充電できるのが魅力的。商品や使う頻度によって違いますが、満タンに充電すれば数時間から数週間も持つ場合もあります。
▼シンプル機能が多い「乾電池」
乾電池タイプはボタン電池や単6電池を使用している商品が多いです。比較的安い商品が乾電池方式を取り入れていることが多く、コスパを重視したい方におすすめ。
乾電池タイプは駆動時間が結構長く、数ヶ月や数年持ってくれることも! 電池が切れてしまう心配もありますが、駆動時間が長いので安心。それでも心配な方はスペアの電池を持っておけば大丈夫。
【4】駆動時間をチェック
次は駆動時間について見ていきましょう。電子ノートにはデータ保存ができるものとできないものがあり、その種類によって駆動時間が変わってきます。データ保存ができるものはより電力を消費するので、データ保存できないものと比べると駆動時間は短いです。機能がたくさんついていてハイスペックな電子ノートは多くの電力が必要となってしまうので、その分駆動時間が短いことを覚えておきましょう。
また、上記でもお伝えしたように、乾電池タイプは駆動時間が長いので持ち歩きにも便利です。
【5】保存機能の有無をチェック
保存機能がついているかどうかも重要なポイントです。
電子ノートにはデータを保存してくれるハイスペックなものがあります。保存機能がついているかついていないかで、どのような違いがあるのかを見ていきましょう。
(a)データとして残したいなら保存機能つき
書き起こしたものをデータとして保存しておきたいなら、保存機能がついているものがおすすめです。保存したデータはスマホやパソコンに転送することができるので、ファイルの共有もカンタン!
残しておきたいデータもいちいち書きなおす必要がなく、そのまま送れるので作業効率も格段にアップするでしょう。
(b)コスパ重視なら保存機能なしのもの
保存機能がついていると値段的にも少し高くなってしまいます。保存機能がなくても大丈夫な方や、コスパを重視したい方は保存機能がついていないものを選びましょう。
ちょっとしたメモを取りたいときにも問題なく使えるので、自分の用途に合わせて選んでみてください。
(c)カバーの有無を確認
電子ノートを持ち歩くときには、カバーが必要になります。電子ノート用のカバーが付属されているかを確認してみましょう。自宅や職場だけで使うぶんには落として壊れてしまう可能性が少ないのでなくてもよいのですが、持ち歩くときはキズがつかないためにもカバーがあったほうが便利です。
商品によって取りつけられるものや、カンタンに着脱できるものがあるので、使い方に合わせて選んでみてください。
(d)PCやスマホなどの連携機能があれば便利
作業効率をアップさせたい方は、パソコンやスマホと連携しているものを選ぶとよいです。連携しているものであればパソコンやスマホにデータを送信でき、データのやり取りがスムーズにできるようになります。
書き溜めたメモなどを一斉に転送できるものもありますし、書き起こしたものがそのまま資料となるので、書きなおす手間と時間を大幅に削減できます。
エキスパートのアドバイス
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
自宅かビジネスかで用途をかためておこう
まずはどんな用途で使いたいかということを具体的に想起しておきましょう。家で使用、家族へのひとことメモなどであればとにかく大きく書けるものが望ましいです。
反面ビジネス使用などを考えているのであればコンパクトでメモリー機能がしっかりしているものを選ぶといいでしょう。また、屋外使用を考えているのであればバックライトに明るさを頼らないものを選ぶことにより、見やすさが上がります。
有名メーカー・ブランドの特徴
続いてはメーカーにも注目してみましょう。
電子機器ですので、やはり安心できる企業が提供しているものは安全に使用できますよね。おすすめのメーカーの特徴をご紹介していくので、ぜひ参考にしてみてください。
書き心地がいい「キングジム」
まるで紙に書いているかのようななめらかな書き心地なのが、「キングジム」の電子ノートです。リーズナブルな価格の商品も多く、はじめて電子ノートを使ってみたいという方にもおすすめ!
キングジムシリーズのなかでも「ブギーボード」がおすすめです。使いやすく、多くの方から好評の声が挙がっているシリーズなので、迷った際の参考にしてみてください。
おしゃれデザインが多い「シャープ」
おしゃれなデザインが豊富に揃っているのが「シャープ」です。機能性だけではなく、デザイン性にもこだわりたいという方にぴったり。大手家電メーカーで、知っている方も多いので安心して購入ができるでしょう。
持ち歩きやすいコンパクトサイズのものから、デスクで使いやすい大きめのものもあるので、使用する用途に合わせて選んでみてください。
画面の解像度が高い「ソニー」
画像の解像度が高く、はっきりとメモやイラストを映し出してくれるのが「ソニー」です。ソニーも大手家電メーカーであり、はじめて購入する方でも安心。
書き起こしたメモやイラストを鮮明に保存してくれるので、後から見直したときでも思い出しやすいです。仕事で本格的に使いたい方にぴったり!
電子ノートおすすめ15選
電子ノートをの選び方のポイントをまとめたところで、ここからはおすすめの商品をご紹介していきます。
本格的に使えるものから、持ち歩いてカンタンなメモ用に使えるものまで、幅広い商品のなかから厳選しました。気になる商品があったら、ぜひチェックしてみてください。
KING JIM(キングジム)『Boogie Board(BB-1GX)』












出典:Amazon
SHARP(シャープ)『電子ノート(WG-S50)』












出典:Amazon
SONY(ソニー)『デジタルペーパー(DPT-CP1)』








































出典:Amazon
KING JIM(キングジム)『Boogie Board(BB-12)』














出典:Amazon
KING JIM(キングジム)『Boogie Board JOT8.5(BB-7N)』

出典:Yahoo!ショッピング
SHARP(シャープ)『電子ノート(WG-PN1)』














出典:Amazon
SONY(ソニー)『デジタルペーパー(DPT-RP1)』










































出典:Amazon
HOMESTEC『電子パッド』


















出典:Amazon
HOMESTEC『部分消し可能 電子メモ』






出典:楽天市場
オーム電機『電子メモパッド(JIM-H4K)』










出典:Amazon
EcoT『電子メモパッド』

出典:Yahoo!ショッピング
yell world『マリン電子メモタブレット』

出典:Yahoo!ショッピング
smaly『お絵かきボード 10インチ』












出典:Amazon
smaly『電子メモパッド 8.5インチ』

出典:楽天市場
Qurra『電卓付き 電子メモパッド BUREW K-mo book』






出典:楽天市場
おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 電子ノートの売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場での電子ノートの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ
電子ノートはビジネスシーンだけでなく、プライベートでも活躍してくれるお助けアイテムです。1台持っていれば、何回も繰り返し使えるのでコスパも抜群。ペーパーレスで環境にも優しいですし、持ち運びも便利なので、まだ持っていない方はぜひ使ってみてほしいです。
自分にぴったりの電子ノートを見つけて、日常や仕事で役立ててみてください。
その他のメモ関連アイテムも要チェック
※記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
※レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
※本記事は掲載時点の情報であり、最新のものとは異なる場合があります。予めご了承ください。
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。