医療用ウィッグ人気おすすめ＆ランキング10選！男性・女性別で紹介

医療用ウィッグは、脱毛症や抗がん剤治療などによって毛髪が抜けてしまった人が一時的に装着するウィッグのことを指します。

一般的なファッション用ウィッグとは違いJIS規格が設けられていて、皮膚刺激数、有害物質の検出度、耐久性能などの設定値がこまかく定められています。そのため医療用ウィッグは通気性がよく、分け目やつむじが自然、サイズ調整がしやすいなどが挙げられます。

そのため、一般的なファッション用ウィッグよりも価格が高い傾向にあるといえます。

医療用ウィッグといっても、既製品のものからオーダーメイドまでタイプによって価格に差があります。既製品のウィッグの相場は2万円から10万円程度が多く、メーカーや素材などで価格も異なってきます。また、オーダーメイドのウィッグの相場は10万円以上が多く、既製品よりも価格は高くなります。

しかし、その分、頭のサイズからはかり、自分の毛質や色味などまですべて希望にすることができるので、自分の悩みをカバーする納得のウィッグが仕上がるかもしれません。

この記事では、既製品のウィッグをご紹介していますので、一度比べてみてはいかがでしょうか？

抗がん剤治療などの副作用で髪が抜けてしまい、仕方なく医療用ウィッグを付けている人が多いと思います。しかし、医療用ウィッグはまだ医療費控除や健康保険では対象外になっています。

精神的にも肉体的にも苦しんでいる患者様のために一部の自治体では、抗がん剤治療の副作用による脱毛に対して、購入代金の一部負担を助成してくれる取り組みが始まりました。助成金が受けられるかどうかお住まいの自治体にお問い合わせいただくか、自治体のホームページでご確認ください。

では医療用ウィッグの選び方をチェックしていきましょう。ヘアケアアドバイザー・sakuranboさんのアドバイスもご紹介しています。自分の使い方にピッタリの医療用ウィッグを選ぶために参考にしてみてくださいね。ポイントは下記の5つ。

【1】既製品かオーダーメイドか決める
【2】部分ウィッグかフルウィッグか
【3】毛質
【4】つむじが自然なタイプ
【5】男性の医療用ウィッグは生え際も確認

上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。

医療用ウィッグには既製品、セミオーダー、フルオーダーの3種類があります。それぞれの違いを紹介します。

既製品の特徴はすでにヘアスタイルが決まった形で販売されているため、自分好みのスタイルを選ぶだけでいいので時間がかかることなく手元に届きます。治療の関係ですぐにウィッグが必要な方におすすめです。またオーダーウィッグよりも価格がお手頃なのでお財布にも優しいです。

セミオーダーウィッグの特徴はある程度決まったヘアスタイルから、よりご自身にフィットするように顔周りや前髪、毛量などを調整してくれます。ご自身の好みのヘアスタイルのウィッグをまずは試着します。もしウィッグが気に入ったら、細かい調整箇所をメールやお電話などで伝えます。対面でオーダーするショップもありますので、ご自分にあったオーダーショップを見つけましょう。

フルオーダーのウィッグの特徴は既製品と比べると値段が高いことと手元に届くまで時間がかかることが挙げられます。まずカウンセリングを受けるためにお店に訪問し、頭の形を図り、毛質やヘアスタイルなど細かい希望などを伝えていきます。一度希望を受けて制作をしますが、着用感を確かめるために度々足を運ぶことにもなります。最大のメリットは時間とお金をかけた分、自分にピッタリの自然なウィッグが手に入るでしょう。

フルウィッグは抗がん剤治療の副作用でほとんど髪の毛が抜けてしまう場合に必要になります。または、円形脱毛症が悪化している場合にも対応できます。抗がん剤治療を受ける予定の方々は今後どの程度脱毛が進行していくのか不安かと思いますので、フルウィッグを準備しておくことをおすすめします。

また部分用ウィッグ（ヘアピース）は部分的な円形脱毛症の方々に対応することができます。治療の状態をみて部分用ウィッグを選ぶこともあるでしょう。

医療用ウィッグはおもに3つの毛質が用意されています。それぞれの特徴を見てみましょう。

人毛は人間の髪の毛を素材にしています。不自然なテカリがなく、自然なツヤ感や陰影がある医療用ウィッグです。また、化学繊維とは違い縮れや絡まるというトラブルも少ないタイプ。

しかし、人毛なので毛質にバラツキがあります。ドライヤーやヘアアイロン、コテなどは使用可能ですが、スタイルを長時間キープするのは難しいタイプです。

人工毛はファイバーを素材にしている毛質です。人工毛特有のテカリがあるため、商品によってはまわりに違和感を与えるケースもあるタイプです。

しかし、素材が化学繊維のため形状記憶させやすく、カールなどを長時間キープできます。また、耐熱性の人工毛の場合、ドライヤーやヘアアイロンが使用でき、お手入れもスムーズにおこなえます。

人毛と人工毛を両方使ったタイプが人毛MIXです。人毛の自然なツヤ感と人工毛の形状記憶のいいところを取り入れることができます。

また、人毛MIXはヘアスタイルが豊富という特徴もあるため、はじめて医療用ウィッグを装着する人からも人気が高いです。どのような割合でつくられているかはメーカーによって異なります。

医療用ウィッグは、毛質と合わせてつむじの確認も重要です。つむじや分け目から見える部分を人工スキンといいますが、この部分が特殊素材なら本物のように見せることができます。しかし、人工スキンを採用していてもつむじが不自然な位置にあると違和感のある医療用ウィッグになってしまいます。

つむじの表現方法は各メーカーによって異なるため、画像をこまかく確認したり実際に試着したりしてから購入しましょう。

短いヘアスタイルが主流の男性は、生え際やもみあげ、襟足の確認が大切です。女性用よりも地肌の見える範囲が広くなるため、生え際やもみあげ、襟足が不自然に浮いている医療用ウィッグだと違和感を与えてしまいます。

男性用ウィッグを販売しているメーカーによっては、内側の人工スキンを極薄にして自然な生え際やもみあげを再現したり、襟足の浮きを抑えたりしているアイテムもあります。どのような工夫をしているのか説明書きや画像を確認し、口コミなどもチェックしましょう。

では、ヘアケアアドバイザー・sakuranboさんと編集部が選んだ、女性向けの医療用ウィッグのおすすめ商品を紹介します。

では、ヘアケアアドバイザー・sakuranboさんと編集部が選んだ、メンズ向け医療用ウィッグのおすすめ商品を紹介します。

楽天市場での医療用ウィッグの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

まずはやわらかい素材のメジャーを用意してください。一人で測るのが難しい場合は誰かに手伝ってもらいましょう。また髪の毛が長い方は結んでから測るようにしましょう。

前頭部の生え際から耳横に沿わせて首の付け根部分（ぼんのくぼみ）まで測ります。なるべく髪のボリュームを抑えてピタッと測るのがポイントです。片側30センチなら反対側分も倍にして60センチになります。既製品のサイズ表を見て、S、M、L、LLサイズを選びましょう。

医療ウィッグは一時的に使うといっても、自分の髪に自然に馴染むようなスタイルが必要です。脱毛状況や地毛のが生えてきたときなどでボリュームが変化するとサイズ感も変わってきます。既製品をいきなり購入するのは不安という方は、一度専門ショップなどに訪問し試着することをおすすめします。治療に専念できるような、ご自身にピッタリのウィッグと出会えますように。

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