「スポーツ漫画」のおすすめ商品の比較一覧表
【野球】熱いスポーツ漫画おすすめ8選 名作・名言が生まれたあの作品も! 競技別にご紹介
ここからは吉村和真さんと編集部で選んだおすすめのスポーツ漫画を紹介していきます。
まずはじめに野球のおすすめスポーツ漫画からご紹介します。
気弱で卑屈なエースを主人公にした野球漫画
弱気な少年を主人公に珍しいストーリー構成や、キャラクターの繊細な心理描写や心理戦、丁寧な日常の描写が魅力の野球漫画です。スポーツものらしいスポ根的な要素はないものの、新入生ばかり10人集まった高校野球部は、理論に基づいた練習を積み重ねながら甲子園を目指します。
野球漫画の世界に新しい風を吹き込んだ作品として、多くの賞を受賞しています。
あだち充ワールドに心がキュンとなる野球漫画
美人四姉妹の長女「一葉」、次女「若葉」、三女「青葉」、四女「紅葉」と、幼馴染の樹多村光を主人公にし、彼らの青春を描いた作品です。賑やかで、甘酸っぱくて、爽やかな漫画に仕上がっています。
2009年にはアニメにもなった大ヒット作品が、待望の文庫本として登場です。
甲子園を舞台にした野球の申し子が主人公
かつて名門校として知られていた「青道高校野球部」に入部した、主人公の「沢村栄純」は夢の甲子園を目指します。高校2年生となりついに甲子園デビューを果たしますが、エースの座は狙えるのでしょうか。
名門復活を目指して、青道高校野球部の新たな挑戦が鮮やかに描かれています。
ひたすら熱い軟式野球部物語
プロ野球選手だった父親を持つ主人公「茂野大吾」は、その憧れから野球を始めますが、様々な重圧に負けてしまい断念してしまいます。しかし出会いにも恵まれたことから、中学校では軟式野球部に入部します。
舞台となる「風林中学軟式野球部」は紆余曲折の末、9人でのチームとして始動します。なかなか勝利にたどり着くことができないチームは、どんな運命をたどるのでしょうか。
王道の野球部物語を楽しみたい方へおすすめの作品です。

約40年のときを超えて復活した高校球児たち
「おおっ、ちばあきおの名作の続きが読めるぞ! 絵が少しぐらい似てなくても、話が何十年後に飛んでても構うもんか」そんな気持ちでグランドジャンプの連載を読み始めましたが、驚きました。絵柄も作風もびっくりするほど似ていたし、なにより、時代背景も設定も前作のままなのです。
作者のコージィ城倉先生は、少年マガジンに連載されていた「おれはキャプテン」、少年サンデー連載の「砂漠の野球部」など、ブッ飛んだ内容の野球漫画で有名ですが、この作品ではそれを完全に封印。読めば読むほど、主人公の谷口くんや仲間たちの熱気と息づかいが聞こえてきそうです。
【サッカー】熱いスポーツ漫画おすすめ3選
続いて、サッカーのおすすめスポーツ漫画をご紹介します。
【バスケットボール】熱いスポーツ漫画おすすめ3選
続いて、バスケットーボールのおすすめスポーツ漫画をご紹介します。
【バレーボール】熱いスポーツ漫画おすすめ2選
続いて、バレーボールのおすすめスポーツ漫画をご紹介します。
【そのほかの競技】熱いスポーツ漫画おすすめ11選
最後に、そのほかのスポーツ漫画のおすすめをご紹介します。テニス、柔道、陸上、自転車などさまざまな競技や種目が描かれています。

柔道はもちろん部活も女子も熱い
『1・2の三四郎』や『柔道部物語』など、熱血と爆笑を同居させたスポーツ漫画を描いてきた、小林まこと先生による最新作です。
小林先生はいったん漫画家を引退していたのですが、あまりにおもしろい人物とエピソードに出会ったため、この作品で再びペンをとりました。その人物こそ、この作品の主人公であり、原作者でもあり、そして日本女子柔道界初の五輪金メダリスト・恵本裕子さん。
この最強タッグが織り成す女子柔道部物語は、やっぱり熱さと笑いを届けてくれます。現在も連載中のこの作品は、かつての小林節を懐かしむ方にも、はじめて触れる方にも、ぜひおすすめしたい逸品です。

「迫真」という名のスポーツ漫画の到達点
「デカスロン」とは「陸上十種競技」のこと。百メートル走やハードル、槍投げ、走り高飛びなど、アスリートとしての総合力が問われる過酷な競技です。日本では決してメジャーではないこの競技を描くことは、それだけでも挑戦といえるでしょう。しかし山田芳裕先生はその壁を、漫画にしかできない表現で打ち破ったのです。
大胆で迫力満点の遠近法やデフォルメによって描かれた、選手たちの肉体の躍動感とスピード感、苦渋と喜悦に満ちた表情や息づかい。この漫画をとおして陸上十種競技に触れることで、2020年の東京五輪をよりおもしろく観戦できるでしょう。ひとつの競技だけを描くのではなく、競技ごとに山場があって楽しめる展開は、陸上十種競技というスポーツならではです。
スポーツ漫画の到達点を、そして漫画という視覚表現の可能性を、ぜひ体感してください。

「ブラインドマラソン」が放つ光
メジャーからマイナーまで、多種多様なジャンルをテーマに描かれてきたスポーツ漫画。そのなかでも近年、異彩を放つのが、この作品で扱う「ブラインドマラソン」です。
交通事故で両目を失明した主人公が、このスポーツに出会ったことで少しずつ心に光を取り戻していくのですが、視覚障害のランナーやその伴走者の姿を見て、私たち読者もそこに光を感じることができます。
また作品の舞台が被爆地・広島であることも、人間同士の絆や記憶の継承の意味をより深く考えさせられますね。さらに本作のWeb特設ページには、視覚障害者向けに音読可能なシナリオを掲載。
扱うテーマだけ見ると重たい作品に思われるかもしれませんが、明るい絵のタッチで、読んでいると感動するとともにあたたかい気持ちに。そしてブラインドマラソンという題材を通じて、自分の人生を託すことの意味を、さまざまに考えさせてくれる作品です。

名実ともに平成を代表するスポーツ漫画のひとつ
1989年の連載開始以来、現在も連載中。約60年の歴史を持つ少年マガジンのなかでも、並外れた連載期間と発行部数を誇る、名作中の名作ボクシング漫画です。この作品の影響を受けたと公言するプロボクサーも少なくありません。
では、なぜわざわざここでおすすめするかというと、今の展開から目が離せないからです。本作は長年、主人公・幕之内一歩のボクサーとしての成長物語として読まれてきました。ところが最近はボクサーというよりも人間としての成長、いや、作者である森川ジョージ先生ご自身の苦悩と葛藤の物語として、作品そのものが新たな成長を見せているのです。その様子をぜひその目で確かめてください。
オールドファンから、これから読んでみたいという方まで。本作品は単行本だけでなく、少年マガジン本誌で追っかけるのもおすすめです!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする スポーツ漫画の売れ筋をチェック
Amazonでのスポーツ漫画の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
スポーツ漫画に関するそのほかのおすすめ記事 【関連記事】
漫画登場人物たちの名言集 本記事紹介作品より一部をご紹介!
ここでは、本記事でご紹介した漫画の登場人物たちの名言を一部ご紹介します。実際にそのスポーツを経験したことのある人もない人も、漫画を読めば必ず刺さる名言ばかりですよ。
茂野吾郎/『MAJOR(メジャー)』
「できるかできないかじゃねぇ! 男ならやるかやらねぇかのどっちかしかねぇだろ!!」
田島悠一郎/『おおきく振りかぶって』
「努力のタマモノだろ。 マネはできないよ。」
沢村栄純/『ダイヤのA(エース)』
「みんなが休んでる時にやらなきゃ…いつまでたっても一軍には行けねーっスから…」
樹多村光/『クロスゲーム』
「甲子園に行く。 160km/h出す。 そして、月島青葉が一番好きだ!」
安西光義/『SLAM DUNK(スラムダンク)』
「最後まで…希望をすてちゃいかん あきらめたらそこで試合終了だよ」
黒子テツヤ/『黒子のバスケ』
「誠凛(みんな)の夢の邪魔をするな」
谷地仁花/『ハイキュー!!』
「負けたくないことに理由っている?」
越前リョーマ/『テニスの王子様』
「まだまだだね。」
幕之内一歩/『はじめの一歩』
「強いって…一体どんな気持ちですか?」
荒北靖友/『弱虫ペダル』
「現実はかわんねえ かえらねえ だからかえんだよ 自分の手で」
熱いスポーツ漫画の選び方 漫画専門家に聞く
京都精華大学マンガ学部教授の吉村和真さんに、熱いスポーツ漫画を選ぶときのポイントを4つ、教えていただきました。
まずはスポーツのジャンル別にタイトルを探してみよう
スポーツ漫画の影響を受けてそのスポーツを始めた、スポーツ漫画をとおしてそのスポーツの存在をはじめて知った、なんて人もいるのでは? まずメジャーなスポーツから探してみるのもありだ。
スポーツ漫画を知れば未体験の競技にも出会える
世のなかには、スポーツのジャンルや競技種目が多く存在します。漫画で描かれることによって人々に知られるようになったスポーツも、実は存在すると思うのです。日本では漫画によって、それだけ多種多様なスポーツが描かれてきました。
自分がやったことのあるスポーツ、世間で流行っている種目、見聞きする機会の少ないマイナー競技など、まずは気になるジャンル別に検索してみることをおすすめします。きっと思いもよらなかった新しいジャンルのスポーツが見つかるはずです。
スピード感や臨場感を楽しめる作風を選ぶ
『はじめの一歩』は、1989年から現在まで連載が続いているボクシング漫画の金字塔。主人公・幕之内一歩の成長物語だが、ボクシング漫画ならではの臨場感あふれる描写も魅力的。
キャラクターが躍動感あるタッチの作品がおすすめ
静止画ならではの臨場感を味わいたいなら、キャラクターの動きが激しく描かれた作風のスポーツ漫画を選びましょう。
マウンドからピッチャーが投じる炎の剛速球、ありえない角度でゴールに突き刺さるサッカーのシュート、目にも留まらないボクサー同士のスピードパンチの応酬、砲丸を投げようとする瞬間の力の入った陸上選手の表情……。
動画の映像や実写の写真では決して伝わらない迫力が、スポーツ漫画ではありありと表現されています。静止画なのにスピードやパワーが読者に伝わってくるスポーツ漫画は、漫画本来の魅力と読み手の「漫画リテラシー」(漫画を読んだり描いたりする能力)を、より大きく引き出せるジャンルなのかもしれません。
マイナースポーツを描いた漫画にも注目 陸上十種競技やブラインドマラソンなども!
スポーツ漫画のなかには、あまり知られていない競技を題材として扱っているものも。『ましろ日』はブラインドマラソンを題材にした漫画で、視覚障害をもつランナーや伴走者たちの絆を描いている。
日本のスポーツ漫画の影響力は国内にとどまらない
スポーツ漫画を読むことは、いろいろなスポーツを知る方法のひとつです。『ドカベン』の登場人物のマネばかりしていたプロ野球選手、『キャプテン翼』を読んでワールドカップに憧れたサッカー選手、『スラムダンク』に出会ってバスケ部に入った中高生といった具合に、スポーツ漫画は数々のプレイヤーたちに影響を与えてきました。しかもその影響は国内に留まらず、海外にもおよんでいます。
一方で、野球やサッカーのようなメジャースポーツだけでなく、マイナースポーツを描いた漫画にも多くの名作が存在しますね。陸上十種競技やブラインドマラソンなど、ふだんあまりメディアで取り上げられないスポーツだからこそ、予想のできない展開で物語に引き込まれるでしょう。
スポーツ漫画は「女子」が熱い! ソフトボールやなぎなたなども!
女子ならではの競技に注目してみる
根性もののスポーツ漫画、つまり「スポ根」といえば『巨人の星』や『あしたのジョー』など、血と汗を流す男たちの活躍の場面が思い出されます。しかし、熱さでは「女子」だって負けてはいません。
野球やボクシング、テニスに柔道といった男女ともに人気がある種目でも、女子が描かれた作品があります。さらにはソフトボールやなぎなたのように、女子だからこそのジャンルまであります。歴史をさかのぼれば、バレーボールを題材とした漫画などが戦後の少女漫画の花形でもありました。
ぜひ熱い「スポーツ女子」の活躍にも目を向けてみてください。
全10巻以内で完結する作品がねらいめ 京都精華大学マンガ学部教授からのアドバイス
スポーツ漫画のジャンルは、多種多様です。多様な作品から自分の趣味に合うものだけを的確に選ぶのは、難しいかもしれません。でも逆にいえば、スポーツ漫画が長く広く読者に支持されてきたジャンルであることを歴史が証明しているわけですので、「ハズレ」は少ないはずです。スポーツ漫画は長編も多いので、まずは10巻以内で完結している作品あたりから読んでみるのもいいかもしれませんね。
また「熱いスポーツ漫画」といっても、それが「熱血」なのか「感動」なのか、はたまた「笑い」なのか「説得」なのかといった、作品の内容の受け止め方は、人それぞれでしょう。さまざまな感情を味わうことができるのも、スポーツ漫画の特徴なのです。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
1971年、福岡県生まれ。専門は、思想史・マンガ研究。 マンガが日常生活に定着するまでの歴史と、マンガが人間の思想や価値観にもたらす影響について研究中。 2001年の日本マンガ学会設立や2006年の京都国際マンガミュージアム開館など、マンガ研究の環境整備と社会還元を進めています。