ガウチョパンツとは?
ガウチョパンツとは、七分丈のパンツで裾がワイドに広がったもの。七分丈なので足首にまとわりつくことがなく、とても動きやすくてシルエットがきれいなのが特徴。活動的な女性に適しているパンツです。
人気があるのでいろいろなデザインのものがあり、九分丈のロングガウチョや膝丈のショートガウチョと呼ばれるものなども誕生しています。
ボリュームのあるガウチョパンツもあり、スカート派の女性にも受け入れられています。
ガウチョパンツの選び方 ファッションスタイリストに聞く
ファッションスタイリストの宮 万紀子さんへの取材をもとに、ガウチョパンツを選ぶときのポイントをご紹介します。
ファーストセレクトはベーシックなものを
ガウチョパンツをファーストセレクトする際には、ベーシックなカラーを選びましょう。ブラックやネイビー、ベージュやグレーといったカラーなら着回しもしやすく、オンオフ問わずに着られるアイテムとして重宝します。
デザインもあまり凝っていないタイプのもので、シンプルでプレーンなものがガウチョパンツの1枚目セレクトにはおすすめです。
セカンドセレクトは個性的なものもおすすめ◎
すでにベーシックなガウチョパンツを持っているのであれば、2枚目、3枚目のセレクトは少し個性的なものを選ぶのもいいでしょう。花柄やチェック、レース素材やストライプなど、トレンドを感じさせるプリントのものならば、1枚はくだけで旬の着こなしが完成します。
ボトムスのカラーが似たような色ばかりの人は思い切って、柄物にトライしてみるのもいいですね。
丈感で選ぶ
ガウチョパンツは本来の七分丈だけでなく、ロングやショート丈のものまであり、丈幅の種類もいろいろです。選ぶときの基本は、自分の身長に合った丈幅を選ぶこと。
身長に合わないガウチョパンツはバランスが悪くなり、着こなしがむずかしくなります。気をつけたいのは身長が低い方で、長すぎないショート丈を選んだり、靴のヒールで身長をカバーするなどの工夫が必要です。
身長が高めの方は、薄手の素材でロング丈を着こなせばすっきりしたラインで決まります。
素材で選ぶ
ガウチョパンツを選ぶときは丈幅だけでなく、布地の素材にも注目してください。素材によって体型やラインに影響が出ます。
ジーンズ素材|ボリューム感×カジュアル
ガウチョパンツで多い素材はジーンズです。ジーンズは布地の厚みがあり、ボリューム感を出せるのでパンツを幅広に見せたい方に適しています。
身長が低い方でガウチョパンツを敬遠している方も、ジーンズ素材ならカジュアルに決められるでしょう。ただし、オフィスには向きません。休日のカジュアルなお出かけに向いています。
ポリエステル素材|上品に着こなせる
オフィスにも使えるのがポリエステル素材のガウチョパンツです。ポリエステル素材はしっかりしているのでごわつかず、上品な着こなしが演出できます。
化学繊維なのでシワになりにくく、値段もリーズナブルです。お手入れもかんたんなのでワーキングウーマンにもぴったり。
ふくよかな体型の方にも、ラインがきれいに出るので向いています。
プリーツ加工やプリント柄で個性を出す
ガウチョパンツでトレンド感を演出したいのなら、プリーツ加工やプリント柄がおすすめ。アイテムの選び方で自分に合ったトレンド感が出せます。
細プリーツ|カジュアルさのなかにも女性らしさを演出できる
特殊加工されたガウチョパンツのなかでも、女性らしさを出せるのが細プリーツの生地を使用したパンツです。細目のプリーツはからだの動きに合わせて揺れるので、繊細さが目立ちます。
布地が薄いためスカートが揺れるのと同じような優雅さがあるのが、細プリーツの特徴。とくに身長が高めの方や、女性らしいファッションが好みの方にふさわしいガウチョパンツです。
プリントを選ぶのなら「花柄」か「ストライプ」
デザインで選ぶのもガウチョパンツの楽しさです。自分らしさを演出したいのなら、プリント柄に注目しましょう。人気があるのは「花柄」や「ストライプ」です。
花柄プリントは濃い目の布地のガウチョパンツを選びます。こまかい柄から大きめの柄までありますが、スイートな印象になるのが花柄プリント。
縦縞のデザインはストライプですが、細めから太めまでストライプの幅で選びます。下半身をスリムに見せたい方にはストライプがぴったりです。
体型の特徴別で選ぶ
ここでは、気になる体型をカバーできるガウチョパンツの選び方を見ていきましょう。
ぽっちゃりさんタイプ
少しぽっちゃりした体型を気にしている人には、やわらかい素材の商品で体型をうまくカバーすることによって、ふんわりと軽やかな印象へと変えてくれます。
また、すっきりと縦長に見える効果を期待して、ストライプ柄などを選ぶのもいいでしょう。ボーダーなどは横のラインを強調するため、一般的には避けたほうがいいといわれています。
ウエストが気になるタイプ
ウエストが気になる場合には、トップスをインして全体がダボっと見えないようにコーディネートしてみましょう。
タック入りのデザインはすっきり見えますし、パンツの色を濃い目にするとさらに引き締め効果が期待できます。
足の長さが気になるタイプ
足の長さにコンプレックスを持っている人には、くるぶしあたりの丈を選べばカバーできます。また、膝下くらいの丈なども、足をきれいに見せる効果が期待できますよ。
シーンにあわせて選ぶ
ガウチョパンツは、素材やカラーによって、カジュアルシーンからビジネスシーンまで大活躍するボトムス。シーンに合わせて選んでみてください。
ビジネスシーン
丈は動きやすい膝下やふくらはぎの真ん中あたりまでがいいでしょう。素材もふんわりとした素材よりも、かっちりとしたハリのある素材の方がビジネス向き。
カラーは白・黒・ベージュの無地を選ぶと、どんなトップスにも合わせやすく、パンプスとのコーディネートも決まりやすいですね。
休日などプライベートシーン
ふんわりかわいらしいイメージがお好みならシフォン素材やプリーツタイプを、マニッシュなイメージなら麻・綿といった天然素材で、厚めの生地を使ったガウチョパンツを選ぶといいでしょう。
イメージに合わせて素材や質感を選べばさまざまなシーンで使いやすいです。チェック柄やカーゴタイプで変化を出してみてもいいですね。
ガウチョパンツおすすめ3選 あるとコーディネートの幅が広がる
ここまで紹介したガウチョパンツの選び方のポイントをふまえて、ファッションスタイリストの宮 万紀子さんに選んでもらったおすすめ商品をご紹介します。
種類の丈が選べる裏起毛ガウチョパンツ
秋冬にうれしい裏起毛タイプのガウチョパンツです。丈は七分丈とアンクル丈の2種類で、自分の身長やファッションに合わせてベストな丈を選べます。柔らかな素材で裏地は毛足の長めな裏起毛、ふわふわで気持ちのよい履き心地のまま、寒さを我慢することなくおしゃれができます。
ウエストは総ゴムで締め付け感がなく、伸縮性のある生地で動きやすいのもうれしいポイント。パンプスやブーツと合わせてフォーマルにしたり、スニーカーと合わせてカジュアルにしたりと、いろいろな着こなし方ができるのでおすすめです。
シンプルで上品なデザインのガウチョパンツ
春・秋・冬と長いシーズンで使い回せる上品なデザインのガウチョパンツです。フレアシルエットが女性らしく、カジュアルにも着こなせます。寒い季節でも厚地の生地で足元もあたたかく、締め付けないデザインで着心地も◎。ショートブーツだけでなくロングブーツも履きやすく、パンプスでも印象を変えられます。ふわっとしたデザインが気になる下半身の体型をカバーしてくれるので、安心して履けるのがうれしいポイント。
通勤や通学、ママコーデとして学校の行事や授業参観など、さまざまなシーンで使えます。サイズはSから3XLまであるので、自分の体形に合った商品を選べますね。
秋冬におすすめの裏起毛であったかガウチョパンツ
寒い季節におすすめしたい、裏起毛のガウチョパンツです。ウエストはゴムになっており、腰回りもゆったり楽ちん。厚手の生地で滑らかなスウェット素材で作られており、ストレスなくリラックスして履けます。ふんわりとした厚地のジャージー素材はふわふわして履き心地がよく、デイリーユースにもおすすめです。
パーカーと合わせれば、ちょっとした買い物も部屋着っぽくなくかわいく決まります。スマートなデザインなので、パンプスに合わせることでオフィスシーンにもきれいめファッションとして合わせられます。秋冬も暖かくおしゃれを楽しみましょう。
「ガウチョパンツ」のおすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする ガウチョパンツの売れ筋をチェック
Yahoo!ショッピングでのガウチョパンツの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
カラーやパンツの丈に注意して! 最後に…ファッションスタイリストよりアドバイス
ここまで6着のガウチョパンツをご紹介してきましたが、気に入ったものはありましたでしょうか? 1枚目のセレクトはベーシックなカラーやデザインのものを。2枚目、3枚目の購入には少しトレンドを感じさせる柄物もおすすめです。
ガウチョパンツの丈には注意してあまり長すぎないものをセレクトするなど工夫すれば、ご自身に合った1枚が見つかることでしょう。
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体型やシーンごとに自分に合ったガウチョパンツを選ぼう!
ファッションスタイリストである宮 万紀子さんにお話をうかがい、ガウチョパンツの選び方とおすすめのガウチョパンツをご紹介しました。ガウチョパンツは、上品にもカジュアルにも見せることができるすぐれたアイテム。すっきりときれいに見える着丈はもちろんのこと、自分の体型にぴったり合うものを選びたいですよね。
そして、シーンに合わせて選ぶのも大きなポイント。ときにはかわいく、ときにはシックで大人っぽい印象のコーデをチョイスしましょう。
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20代前半より古着ショップを経てファッション業界に入る。 数社の国内アパレル企業で勤務した後、ファッションスタイリストに転身。 タレントのテレビ出演時のスタイリングや広告、CMのスタイリングを数多く手掛ける。 現在は商業ファッションスタイリストと一般の方のコーディネートをするパーソナルスタイリストとを兼務している。