観葉植物を吊るしておしゃれに飾るアイディア
観葉植物を吊るしておしゃれに飾るアイデアをご紹介します。新たな観葉植物のインテリアの参考にどうぞ。
天井から吊り下げる
自分の家ならいざ知らず、賃貸で天井から吊り下げるのは難しいのでは?と感じる人も多いかと思いますが、賃貸では穴が目立ちにくい押しピンなどをうまく活用してフックを取り付けたうえで、吊り下げるインテリアができます。多くの賃貸物件では、押しピン程度の目立たない穴は許可してもらえるケースが多いです。吊り下げる専用のアイテムも市販されていますので、手軽にハンギングツリーを楽しんでみてはいかがでしょうか。天井から吊るす観葉植物はほどよいインテリアのアクセントとなり、リフレッシュできます。
カーテンレールを利用して吊るす
カーテンレールにS字フックをかけて、シンプルにハンギングツリーを体験できます。天井からの吊るしはいまいちピンとこないという人や、そもそも観葉植物の置き場所が少ないという人は、カーテンレールをピンポイントに使ったレイアウトを試してみてはいかがでしょうか。窓から差し込む日光と観葉植物がちょうどいい具合に重なり合って、非日常的で癒やしの光景をナチュラルに演出してくれるでしょう。
間仕切りのカーテンレールが設置されている部屋では、天井から吊り下げるレイアウトと同じように手軽な模様替えを楽しめます。カーテンレールを使って吊るしインテリアをおこなうときは、耐荷重を考えてやや軽いものを吊るすようにしましょう。
照明に合わせて吊るす
照明と観葉植物を重ね合わせるようにして吊るすインテリアです。照明が観葉植物をちょうどよく照らすため、浮かび上がる観葉植物のシルエットが楽しめます。
消灯時でも、差し込む自然光によってありのままの自然な姿を鑑賞できますが、照明をつけるとまた別の確度から違う見え方をする観葉植物の姿を鑑賞できます。いろいろな角度から観葉植物を鑑賞すると、あらたな魅力の発見にもつながるかもしれません。
ダクトレールを利用して吊るす
ダクトレールが設置されている部屋では、張り巡らされているレールをうまく活用して、吊り下げインテリアの構築ができます。設置そのものはレールを使って金具を取り付けるだけなのでかんたんです。ダクトレールを使って殺風景なポイントに緑をうまく配置できると、生活にあらたな癒やしと潤いを与えてくれるでしょう。いいアイディアを考え出して、誰にもまねできない自分だけのインテリアを生み出してみてはいかがでしょうか。なお、シーリングタイプの照明でも取り付けられるダクトレールは別途販売されていますので、後付も可能です。
ラダーラックを使って吊るす
ラダーラックは単体でも、インテリア用品としておしゃれに空間を演出してくれますが、はしごの部分をうまく活用して観葉植物を飾るとオシャレ度が一気にあがります。緑を基調とした観葉植物を中心に飾るのもよいですし、ドライフラワーのようなレトロ感あふれる観葉植物を飾るのもまた一興です。観葉植物だけでなく、ほかのインテリアアイテムと組み合わせて演出の幅を広げることもできます。部屋にアクセントがほしい場合、ラダーラックをうまく活用してみてはいかがでしょうか。
観葉植物を吊るして飾るときに注意するポイント
おしゃれに観葉植物を飾る場合、インテリアにマッチするアイテム選びや適切な配置場所など、事前に抑えておきたいポイントがあるので、ご紹介していきましょう。
インテリアの色合いや空気感に合わせたアイテムを選ぶ
部屋に溶け込むアイテム選びはとても重要です。部屋全体の空気感や世界観をよく把握したうえで、ぴったり合うアイテム選びを心がけましょう。壁や床の色を基調にするというのがインテリアの基本的な考え方。落ち着きのあるインテリアを演出したい場合は、壁や床との色合いをよく考えましょう。そのうえで、観葉植物との調和もおさえておきたいポイント。観葉植物の緑の強さや、葉の大きさなど、植物の魅力を活かせるレイアウトを考えたいところです。色のミスマッチは後悔の元となりますので、慎重に選びましょう。
観葉植物を入れる植木鉢や吊紐の素材にもこだわってみる
観葉植物を入れる植木鉢は、インテリアを構成するうえでとても重要です。なかでも、大きさや色合いは空間に大きな影響を与えます。主張が大きすぎると観葉植物とのバランスが悪くなってしまいますので、植木鉢はあくまでも観葉植物を引き立てる役割である、ということを忘れないようにしましょう。
大きさや色以外に植木鉢の素材もインテリアの雰囲気を決める大きなポイントです。部屋の壁や床の色を考慮しつつ、インテリアになじむ素材を選びましょう。そして吊紐の素材も同様です。たかが紐のようにも思えますが、日々目に入るものは、人のマインドにも大きな影響を与えますので、吊紐の素材にもぜひこだわってください。
日当たりとお手入れのしやすさで配置場所を決める
インテリアばかりに気を取られて、お手入れしやすさがおざなりになってしまうことはよくあります。見栄えも大事ですが、日々のお手入れのしやすさと日当たりも考慮して飾るようにしましょう。
天井から観葉植物を吊るす場合、風通しがよくほどよい日当たりが確保できる場所が望ましいです。
適切な場所がなければアイテムを使って作り出す方法もあります。乾燥に強い観葉植物とはいえ、水やりをしないとやがては枯れてしまうでしょう。日々の水やりが億劫にならないように、高さも考慮しつつ適切な場所に配置することがとても重要です。
植木鉢や吊紐など吊り下げ物の重量に気をつける
インテリアを優先するあまり、重量オーバーのまま観葉植物を飾ってしまわないよう注意しましょう。ポールをつかって観葉植物を飾るときは耐荷重をよく確認する必要があります。もし落下してしまって壁や床に大きなキズをつけてしまった場合、賃貸では弁償費用を請求される事態も考えられます。
天井に吊るす場合は、ポールに飾るとき以上に重さへの配慮が必要です。重そうな観葉植物を吊るす場合は、重量に耐えられるほどのしっかりした吊紐を使うようにしましょう。
突っ張り棒やスタンドをつかったインテリアもおすすめ
天井吊りは観葉植物のインテリアとして便利な方法ですが、部屋の構造上の問題で天井から吊るしにくい場合は、突っ張り棒タイプのハンギングポールや、自立式ハンギングスタンドを使う方法もあります。いずれのインテリアも観葉植物をより際立たせてくれるでしょう。ポールを使ったインテリアは縦の空間をうまく活用できるため、目線を意識したレイアウトにぴったりです。プレートやフックを使うと、アレンジの幅はより広がるでしょう。
観葉植物を飾りたいけどちょうどよい置き場がない、という人はハンギングポールやハンギングスタンドをつかってみてはいかがでしょうか。参考までに市販されているハンギングポールやハンギングスタンドをご紹介しておきましょう。
BAOYOUNI 突っ張り式フラワースタンド
空間演出を可能にするポールタイプの飾り台
高さ290cmまで伸長できる突っ張り棒タイプの飾り台です。突っ張り棒タイプの飾り台は案外、耐荷重が高く、総重量30キロ〜40キロ程度までは耐えられます。
縦の空間を活かしたインテリアのため、場所もとりません。ポールタイプの飾り台は、空間のインテリアを手軽に実現してくれます。壁や天井を傷つけるリスクも低いため、挑戦してみてはいかがでしょうか。
キラスターストア フラワースタンド
目線レベルの安定感ある自立スタンド
床から目線までの空間インテリアに役立つ自立スタンドタイプの飾り台です。目線レベルの高さ約100cm程度の商品が多くラインアップされています。
目線より上の空間はポールタイプの飾り台がちょうどよいですが、ソファの近くに設置する飾り台は、自立スタンド式のほうがぴったりマッチするでしょう。耐荷重はポール式よりも低く10kg〜20kg程度です。バランスよく植木鉢を配置するようにしましょう。
山善 プランタースタンド突っ張り棒タイプ
小物や洋服掛けにも使える省スペースタイプのポール
こちらのプランタースタンドは、省スペースタイプです。小さな観葉植物の設置にぴったりです。ポールの存在感が気になる人は、省スペース型のポールのほうがマッチするでしょう。
プランターの設置のほかに、フックに帽子や衣類をかける、一時的な小物置き場などの活用方法も推奨されています。
部屋に吊るす観葉植物の選び方
天井から吊るすことを前提として観葉植物を選ぶときは、次の3点を考慮しましょう。
・大きすぎない適切なサイズを選ぶ
・日陰でも育つ
・乾燥に強い
吊るすことを前提とするため、大きすぎる観葉植物は最初から除外しましょう。重量を無視して飾ると前述のとおり、地震などふとしたはずみで大きな事故につながってしまいます。また、天井というある程度限られたスペースに飾るため、やんわり日が届く程度の日陰でも問題なく育つ観葉植物を中心にピックアップすることも大切です。乾燥にも強いと、多少環境が悪くともたくましく育ってくれるでしょう。
3つの条件を考慮したうえで選ぶ観葉植物は、ポトスやペペロミア、アイビーなどが良さそうです。いずれもベーシックな観葉植物で入手性が良く、日陰でも順調に育ち、乾燥にも耐えうる特徴を備えています。はじめて観葉植物を育てる人にも扱いやすい品種です。定期的な水やりは必要ですが、ていねいにお世話をしていればそうかんたんには枯れないでしょう。
観葉植物の吊るしインテリアについてよくある質問
観葉植物が落ちてくる心配は?
「天井から吊り下げると、なにかのはずみで観葉植物が落ちてくるのでは?」と心配する人も多いのではないでしょうか。落下の可能性はゼロにはなりませんが、おおよそ重量5kg以内におさえておくとよいでしょう。多くの住宅には天井やリビング照明などに石膏ボードが取り付けられています。市販の部材を使ってしっかり取り付けできれば、落下の可能性は抑えられます。しかし、吊るしては見たものの不安定さが気になったり、万が一落ちたときに怪我する可能性が考えられる場合、ハンギングツリーは諦めてスタンドやポールを使ったインテリアに切り替えましょう。
賃貸の場合、壁の穴や床のキズは大丈夫?
基本的な考え方として、契約書に記載がなければ画鋲のピン穴程度で請求されることはありません。ネジ穴や釘穴など、埋めることができないほどの穴は請求される可能性がありますので、注意しましょう。天井と床で支える突っ張り棒タイプを使う場合は、つっぱった状態で動かすと床にキズがついてしまいます。床のキズは程度にもよりますが、故意の過失として修繕費用請求の対象になりますので注意しましょう。いずれにしても、飾る前に契約書に記載の原状回復の内容をあらかじめ確認しておいたほうがよいです。
吊るしインテリアでも植物は育つ?
吊るしインテリアの場合、直置きで飾るよりも、風通しが良く日が当たりやすいことが多いため、観葉植物は育ちやすくなります。あまりに高い場所など手が届きにくくお手入れがしにくい場所は、こまめな水やりができず手入れが行き届かなくなってしまうため、設置の際は手の届きやすい場所を考えるようにしましょう。高低差や紐の長さによる調整だけでなく、ポールや自立スタンドを使った高さ調整も有効な手段です。天井吊るしが難しい場合はアイテムの利用も考えてみてはいかがでしょうか。
自分なりのアイデアでおしゃれな空間を演出しましょう
観葉植物は、窓際や部屋の隅など定番の場所に飾ってもおしゃれ空間を演出できますが、天井から吊るしたり、ポールやスタンドを有効に活用したりなど、縦の空間をいかすインテリアも存分に楽しめます。
目線の先や上にある緑は、直置きで飾るときよりもまた違った印象を見せてくれるでしょう。観葉植物インテリアの際は、ぜひとも取り入れたい飾り方です。
空間をいかすインテリアアイテムは、数多く販売されています。理想のインテリアを構築するアイテムとして活用してみてはいかがでしょうか。
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