電気代の計算方法
そもそも、洗濯機に限らず、ほとんどの家電製品の電気代は下記の計算式で算出することができます。
『1時間あたりの消費電力(kW)』×『使用時間(h)』×『各電力会社の料金単価』
例えば、1時間あたり100W(0.1kW)の消費電力の家電製品を12時間使用し、電力会社の料金単価が31円だった場合、計算式は下記になります。
『100W(0.1kW)』×『12h』×『31円』=37.2円
家電機種の電力量、電力会社の料金単価、それぞれが各家庭で異なるため、一概に電気代を断定できないものの、目安として上記の計算方式で算出が可能です。
洗濯機の電気代の一例(目安)
それでは、上記の計算式をもとに、実際に電気料金を算出してみましょう。
参考にした機種は、Panasonic(パナソニック)の下記2機種。
●『NA-FW12V1』(縦型洗濯機)
●『NA-LX129B』(ドラム式洗濯機)
※すべて洗濯・脱水容量12㎏/乾燥容量6kg
そもそも、洗濯機は大きく分けて「縦型」「ドラム式」の2種類があり、それぞれで価格・電気代が変わってきます。本項では、2種類の電気代を算出しましたので、ぜひ比較して見てみてくださいね。
▼洗濯時の場合
洗濯機の機種 | 洗濯時の消費電力量 | 1回あたりの電気代の目安 | 1カ月あたりの電気代の目安 |
『NA-FW12V1』 |
98Wh(0.098kWh) |
3.04円 |
91.1円 |
『NA-LX129B』 |
68Wh(0.068kWh) |
2.11円 |
63.2円 |
▼洗濯乾燥時の場合
洗濯機の機種 | 洗濯乾燥時の消費電力量 | 1回あたりの電気代の目安 | 1カ月あたりの電気代の目安 |
『NA-FW12V1』 |
2550Wh(2.55kWh) |
79.1円 |
2,371.5円 |
『NA-LX129B』 |
890Wh(0.89kWh) |
27.6円 |
827.7円 |
※製品参考:すべて洗濯・脱水容量12㎏/乾燥容量6kg
●『NA-FW12V1』(縦型洗濯機/商品詳細はこちら)
●『NA-LX129B』(ドラム式洗濯機/商品詳細はこちら)
※省エネ機能ではなく、通常乾燥機能を使用した場合の目安です。
※料金参考:
●公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
●目安単価:31円/kWh(税込)
(出典:公式HP/よくある質問 Q&A「カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか?」より)
※2023年3月16日の公式HP掲載情報をもとに作成しております。
上記の電気代は一例に過ぎず、洗濯機の機種の違い、省エネモード、さらには電力会社や契約しているプランによって変わってきます。
また、今回の電気代の比較ではそれぞれ一番大きい洗濯・脱水容量12㎏/乾燥容量6kgの商品を参考にしましたが、サイズが小さくなれば消費電力も小さくなるため、単純に「電気代が安い機種はどれ?」といった比較はできません。
しかし、一定の目安として上記の表は役立つはずですので、洗濯機の電気代が気になる人は、ぜひ計算式を当てはめ、算出してみてください。
洗濯機の電気代を節約するポイント
それでは、洗濯機の電気代を節約するポイントをご紹介いたします。ポイントは下記の3点。
▼Point.1:できるだけ、まとめて洗濯をする
▼Point.2:乾燥機能を少なくする
▼Point.3:10年以上前の機種なら買い替えも検討してみる
上記を少しだけ意識することで、消費電力量を抑え、節約に繋げることが可能です。一つひとつ解説していきます。
▼Point.1:できるだけ、まとめて洗濯をする
洗濯機は、ドラム式の洗濯機で1回あたり63円かかります。そのため、洗濯回数が少なければ少ないほど省エネになります。少量の洗濯物を都度洗濯するよりも、ある程度まとめて洗濯する方が節約につながります。
しかし、まとめすぎると洗濯しても汚れが落ちにくくなるといったデメリットもあるので、洗濯容量は意識するようにしましょう。
▼Point.2:乾燥機能を少なくする
近年の洗濯機には乾燥機能付きの商品も数多く販売されています。乾燥機能は、実は洗濯よりも電力を使うため、こちらも使用回数を減らすことが節電につながります。
例えば、天気のいい日や花粉が少ない季節などは、できるだけ屋外に干して自然乾燥させるなど、使用頻度も確認してみてください。
▼Point.3:10年以上前の機種なら買い替えも検討する
10年以上前に購入した洗濯機を使用している人向けになりますが、古い機種を使っている人は買い替えを検討するのも節電につながります。
家電は年々、省エネ性能の高いモデルが販売され、技術も常に進歩しています。10年前の機種と比べると消費電力は大きく減少しています。
本体価格分の出費はありますが、日々の電気代は安くなるため、ぜひ買い替えも検討してみてください。
洗濯機おすすめ8選
それでは、洗濯機のおすすめ商品をご紹介いたします。
▼『縦型洗濯機』はこちら
▼『ドラム式洗濯機』はこちら
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼『縦型洗濯機』はこちら
▼『ドラム式洗濯機』はこちら
おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトのランキングを見る 洗濯機の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの洗濯機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
まとめ:乾燥機能の使いすぎは注意
本記事では、洗濯機の計算式、縦型・ドラム式それぞれの電気代の目安(一例)、さらに、節約のポイント、そして、買い替えや購入を考えている人向けにおすすめ商品をご紹介いたしましたが、いかがでしたか?
近年の洗濯機には種類に限らず、乾燥機能が付いているものが多くなってきていますが、電気代が一番かかるのも乾燥機能です。そのため、天気のいい日などは屋外で洗濯物を乾かすことが節約にもつながりますので、使いすぎは注意しましょう。
また、省エネ機能が付いている洗濯機もありますので、時間はかかりますが、うまく使えば、日々意識しなくても節約につなげることも可能です。
まずは、自分の洗濯機がどの機種で、どのくらいの消費電力なのかを確認し、本記事の計算式などを利用しながら、確認してみてくださいね。
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「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。炊飯器を調べたのがきっかけで、家電やガジェット周りに興味が広がる。日々、ネット・雑誌から新商品をチェックするため、欲しい家電が増えすぎてしまう。現在はドラム式洗濯機購入のため貯金中。