空気清浄機の電気代はどのくらい？計算方式や目安、おすすめ商品も紹介

空気清浄機の電気代を算出するには、実は簡単な計算式があります。本項では、そんな電気代の計算式、実際に算出した電気代について紹介していきます。

そもそも、空気清浄機に限らず、ほとんどの家電製品の電気代は下記の計算式で算出することができます。

『1時間あたりの消費電力(kW)』×『使用時間(h)』×『各電力会社の料金単価』

例えば、1時間あたり100W(0.1kW)の消費電力の空気清浄機を12時間使用し、電力会社の料金単価が27円だった場合、計算式は下記になります。

『100W(0.1kW)』×『12h』×『27円』=32.4円

家電機種の電力量、電力会社の料金単価、それぞれが各家庭で異なるため、一概に電気代を断定できないものの、目安として上記の計算方式で算出が可能です。

それでは、上記の計算式をもとに、実際に電気料金を算出してみましょう。

参考にした機種は、
●SHARP（シャープ）『KI-RX100』
●Dyson（ダイソン）『dyson Purifier Cool』
●DAIKIN（ダイキン）『MCK70Z』
の3機種。

電気料金は、公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価：31円/kWh（税込）で算出しています。

すると、下記の表になります。

※製品参考：
●SHARP（シャープ）『KI-RX100』（商品詳細はこちら）
●Dyson（ダイソン）『dyson Purifier Cool』（商品詳細はこちら）
●DAIKIN（ダイキン）『MCK70Z』（商品詳細はこちら）

※料金参考：
●公益社団法人 全国家庭電気製品公正取引協議会
●目安単価：31円/kWh（税込）
（出典：公式HP/よくある質問 Q&A「カタログなどに載っている電気代はどのようにして算出するのですか？」より）

※2023年3月2日の公式HP掲載情報をもとに作成しております。

上記の電気代は一例に過ぎず、空気清浄機の機種や電力会社、さらには契約しているプランによって大きく変わってきます。

また、メーカー3社の機種は適用床面積も違うため、電気代が安い機種はどれかなどは単純比較できません。

しかし、一定の目安として上記の表は役立つはずですので、ご自宅の空気清浄機の電気代が気になる人は、ぜひ計算式を当てはめ、算出してみてください。

前提として、空気清浄機は「空気を効率的に清浄する」ことが節約に大きくつながります。そのため、ポイントは下記の3点となります。

▼Point.1：適用床面積が合う製品を使う
▼Point.2：吸気口の周りに物を置かない
▼Point.3：定期的にフィルター掃除・交換を行う

上記を少しだけ意識することで、消費電力量を抑え、節約に繋げることが可能です。一つひとつ解説していきます。

近年の空気清浄機は、ベースの機能として、花粉やハウスダストなどを自動で検知し、パワー調節する機種も増えています。そんな中で、お部屋が機種の適用床面積よりも広い場合、空気が効率的に清浄されず、パワーを出し続けてしまうといった事象が起こります。

一方で、お部屋が機種の適用床面積よりも狭い場合に、強パワーで設定して起動し続けるといった使い方をすると、余計な電力を使用することになります。

どちらの場合も不必要な電力を使ってしまうことになるため、適用床面積をしっかり確認し、製品を購入・使用するようにしましょう。

空気清浄機には、必ずお部屋の空気を吸引する「吸気口」があります。

この吸気口の周りに物を置くなどすると、うまくお部屋の空気を吸引できず、効果が半減するだけでなく、余計な電力を消費してしまいます。

空気清浄機の吸気口の周りには極力、物などは置かず、空気を吸いやすい環境を作りましょう。

空気清浄機は基本的に、お部屋の空気を吸引し、搭載フィルターに汚れを引っ掛け、キレイな空気を排出することで、空気清浄します。

空気清浄機の使用時間が長くなればなるほど、フィルターは汚れていき、空気の清浄力も減っていきます。そうなると、清浄効果も下がり、余計な電力を消費してしまいます。フィルターが汚れたタイミングで掃除や交換を行うようにしましょう。

機種によって掃除のタイミングは違うため、一概に言及できませんが、2〜3週間に1回のペースの掃除を意識しましょう。フィルター交換タイプの機種は、半年に1回のものもあれば、1年に1度のものもあるため、公式HPなどを確認し、交換タイミングを確認しましょう。

本項では、空気清浄機の購入を考える方向けに、おすすめ商品をご紹介いたします。ぜひ参考にしてくださいね。

Amazon、楽天市場での空気清浄機の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

本記事では、空気清浄機の電気代や計算式、節約のポイント、そして、買い替えや購入を考えている人向けにおすすめ商品をご紹介いたしましたが、いかがでしたか？

花粉の季節やハウスダストが気になる人にとっては、1日中つけっぱなしにしてしまう家電の一つ。基本的に空気清浄機は、1日中つけていても電気代は安価に済む家電です。風量の強・弱によりますが、1日あたり約0.1円〜約1円、24時間つけっぱなしにしても約4円〜約70円です。

しかし、注意しなければいけないのが、温風機能などが搭載された機種です。例えば、Dyson（ダイソン）『Dyson Purifier Hot+Cool（HP07）』では、温風モードで1時間あたり約43円、24時間で約1,032円かかる計算です。そのため、まめにスイッチを消したりしながら、省エネを心がけましょう。

まずは、自分の空気清浄機がどの機種なのか、どのくらいの消費電力なのかなどを確認し、本記事の計算式などを利用しながら、確認してみてくださいね。

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