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【2024年】100均のモバイルバッテリーを比較レビュー!ダイソー、キャンドゥどっちがいい?

【2024年】100均のモバイルバッテリーを比較レビュー!ダイソー、キャンドゥどっちがいい?
【2024年】100均のモバイルバッテリーを比較レビュー!ダイソー、キャンドゥどっちがいい?

◆本記事はプロモーションが含まれています。
◆本記事は2024年05月08日に公開された記事です。

モバイルバッテリーが出始めた頃とは違い、今は技術の進歩によってモバイルバッテリーはどんどん軽量化、大容量化が進んできています。そんな中、最近脚光を浴びつつあるのが100均で購入できるモバイルバッテリー。しかし、ダイソーとキャンドゥからそれぞれ出ており、同じ価格でどちらのほうがいいのでしょうか?

今回はそんなダイソーとキャンドゥのモバイルバッテリーを徹底比較、レビューしていきます。同じ価格帯のモバイルバッテリーも交えてわかりやすく解説していきます。

本体の性能だけでなく、実際に使ってみた口コミや、すぐ使えるかどうかも解説しているので、ぜひ参考にしてみてくださいね。


この記事を担当するエキスパート

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター
たろっさ
家電量販店、家電情報ブログ「家電損をしない買い方をプロの販売員が教えます」を運営するプロの現役家電販売員。 学生時代から家電に対する並々ならぬ興味を持ち、アルバイトを経てそのまま家電量販店の道へと進んで15年弱。 個人で年間2億円を売り上げ、数々の法人内コンテスト等で表彰された経験を持っています。 家電アドバイザーの資格を有し、家電と名の付く物全てに精通しています。家電で分からないことはありません。 現在は家電ライターの業務も通して「全ての人が平等に良い家電に巡り会える機会の提供」に尽力しています。

マイナビおすすめナビ編集部

担当:家電・AV機器、PC・スマホ・カメラ
天野 駿太郎

「家電・AV機器」「PC・スマホ・カメラ」カテゴリーを担当する30代編集者。モノを極力持ちたくないミニマリストで、趣味は断捨離。とはいえ、最新ガジェットには興味津々で、多機能な家電に目がない。

100均のモバイルバッテリーってどうなの?

ダイソー、キャンドゥのモバイルバッテリーパッケージ
ダイソー、キャンドゥのモバイルバッテリーパッケージ

モバイルバッテリーそれぞれのパッケージ。左がキャンドゥ、右がダイソーの製品

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

左からキャンドゥ、ダイソーのモバイルバッテリーです。価格はそれぞれ1,000円となっています。

正直、今回の検証を行うまで出力や入力の面でそこまで信用できるものではないだろうなと思っていたんですが、かなり意外な結果になりました。スペックも踏まえながら詳しくお話していきます。

100均のモバイルバッテリーのスペックを比較!

まずはそれぞれの製品の表記スペックを比べてみましょう。

キャンドゥのモバイルバッテリー ダイソーのモバイルバッテリー
容量

10000mAh

10000mAh

入力ポート

USB-C:5V2.1A

microB:5V2.1A

出力ポート

USB-A:5V/2.1A

USB-A:5V/2.1A

充電時間

約6時間

約6時間

サイズ/重量

H135.5×W69×D16mm/公称約219g

H138×W67.5×D16mm/公称224g

付属物

なし

microB-USB-Aケーブル

PSEマーク

【1】バッテリー容量はどのくらい?

バッテリーの容量
バッテリーの容量

ダイソーのモバイルバッテリーのパッケージ裏面。容量は10,00mAhだが、実際に使える容量「定格容量」は、6,200mAhと記載されている

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

ダイソーとキャンドゥのモバイルバッテリーの容量はともに10,000mAhですが、実際に充電できる容量が違うことがほとんどで、実際に充電できる容量のことを定格容量と言います。通常、定格容量はおよそ60%程のものがほとんど。

ダイソーのモバイルバッテリーには「定格容量6200mAh」との表記がありましたが、キャンドゥのものにはありませんでした。恐らく似たような数字になるかとは思います。

【2】入力・出力ポートの種類、数

モバイルバッテリー端子の画像キャンドゥ
モバイルバッテリー端子の画像キャンドゥ

キャンドゥモバイルバッテリーの入出力ポート。両側のUSB-Aが出力、中央の充電用入力ポートはUSB-Cになっている

ダイソーの出力端子
ダイソーの出力端子

ダイソーモバイルバッテリーの出力ポート。USB-Aが2口ついている

ダイソー側面入力
ダイソー側面入力

ダイソーモバイルバッテリーの入力ポート。microBのUSBがサイドについている

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

出力のポートはどちらも5V2.1Aで変わらないものの、入力はキャンドゥがUSB-C、ダイソーがmicroBになっています(ダイソーの入力ポートは側面)。入力についてはキャンドゥに軍配が上がりそうです。以下で、実数値を見ていきましょう。

【3】フル充電までの時間は、およそ2時間強

充電内容の確認
充電内容の確認

充電時間に関しては大きな差は見られなかった

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

今回はiPhone13への満充電の時間を計測しましたが、キャンドゥ、ダイソー共に2時間強かかっています。あまり早いとはいえません。アプリを使用しながら充電を行うと、アプリによってはゆっくりと減っていく程度の速度しか出ていませんでした。

少し目を離してから改めて見ると0.5A程度しか電流が流れていないタイミングもあり、安定感はありませんでした。メインで使用するというより、いざという時のための安価なモバイルバッテリーという位置づけと言えるでしょう。

出力の実数値をチェック

キャンドゥ出力A
キャンドゥ出力A

電圧(ボルト:V)と電流(アンペア:A)を計測できる機器を使って、どのくらいの出力があるのかをチェック。注目すべきはアンペア数で、数値が高ければ充電速度が速いことを表す。キャンドゥのモバイルバッテリーの出力は、5.06V/0.96Aとなっている

ダイソー出力A
ダイソー出力A

ダイソーモバイルバッテリーの出力は、5.03V/1.12Aとキャンドゥより少し大きい

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

1枚目がキャンドゥ、2枚目がダイソーです。A数があまり安定せず、両方とも一番高くて上記画像程度でした。瞬間で電流量が変わっており、キャンドゥは0.7A~0.9A後半、ダイソーは0.8A~1.1A前後を行ったり来たりの状態です。安定性を取るなら恐らくダイソーの方が今回は良かったという結果が得られました。

モバイルバッテリーへの充電は、およそ6時間ほど

キャンドゥモバイルバッテリー充電
キャンドゥモバイルバッテリー充電

キャンドゥのモバイルバッテリーの充電数値。4.77V/1.23Aの電力

ダイソーモバイルバッテリー充電
ダイソーモバイルバッテリー充電

ダイソーのモバイルバッテリーの充電数値。4.91V/0.84Aの電力

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

やはり入力(モバイルバッテリーに充電する)側に大きな違いが表れました。キャンドゥのUSB-Cは1.25Aの入力をされているのに対し、microBのダイソーは0.78Aとかなり遅め。充電にもかなり時間がかかってしまいます

なお、どちらも急速充電には対応していません。

【4】サイズ・重量は、ほぼ一緒

キャンドゥのモバイルバッテリーのサイズ・重さ
キャンドゥのモバイルバッテリーのサイズ・重さ

キャンドゥモバイルバッテリーのサイズは、H135.5×W69×D16mm。本体重量は公称約219gだが、若干軽い213gとなっていた

ダイソーのモバイルバッテリーの大きさ、重さ
ダイソーのモバイルバッテリーの大きさ、重さ

ダイソーモバイルバッテリーのサイズは、H138×W67.5×D16mm。男性の手で持ったとき上下が少しはみ出ます。本体重量は、公称224gに対し226gとほぼ変わらず

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

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こちらに関しては見ていただいて分かる通り、そこまで大きく差はありません。若干ダイソーのモバイルバッテリーのほうが大きいかな?程度でした。重量に関しても10g差程度なので、重量感も極端に変わることはありませんでした。

【5】両者とも、買ってすぐ使える!

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

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こちらに関しても開封後、どちらの製品もインジケーターが4段階ありますが、3段階まで点灯していたため、ある程度すぐに使用できるようになっていました。恐らく出荷時に満充電はしているかと思いますが、これに関しては個体差がありそうなのでなんとも言えません。ある程度の自然放電は仕方ないと言えるでしょう。

【6】PSEマーク付きで安全に使える!

キャンドゥ・ダイソーのPSEッマーク
キャンドゥ・ダイソーのPSEッマーク

上はキャンドゥのモバイルバッテリーのPSEマーク、下はダイソーのモバイルバッテリーのPSEマーク

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

PSEマークは日本で特定電気用品に指定されている品目であれば認定、表示が義務付けられているマークです。モバイルバッテリーはPSEマークの表示が義務となっていますが、こちらに関してはどの製品もパッケージにも本体にもしっかり表示されていました。ここの心配は必要ありません。

1000円程度で買えるハイディスクのモバイルバッテリーと比較してみた

 
プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

こちらのHi-DiscのモバイルバッテリーはAmazon価格で1,080円(2024年5月7日時点)と100均のモバイルバッテリーとほぼ同価格で販売されています。

今回はこちらと比較してどんな数値が出るのか見ていきます。

スペックを比較

HI-DISC『HD-MB5000TAWH』 キャンドゥのモバイルバッテリー ダイソーのモバイルバッテリー
容量

5,000mAh

10,000mAh

10,000mAh

入力ポート

Type-C:5V/2A
microB:5V/2A

USB-C:5V/2.1A

microB:5V/2.1A

出力ポート

USB-A:5V/2.1A

USB-A:5V/2.1A

USB-A:5V/2.1A

充電時間

約3時間

約6時間

約6時間

サイズ/重量

H98.5×W64.5×D14mm/約112g

H135.5×W69×D16mm/公称約219g

H138×W67.5×D16mm/公称224g

付属物

microBケーブル30cm

なし

microB&USB-Aケーブル

PSEマーク

入出力ポートの種類と数は、100均とあまり変わらない

ハイディスクの入出力ポート
ハイディスクの入出力ポート

入力ポートがType-C 5V/2AとmicroB 5V/2A。出力ポートはUSB-A 5V/2.1A

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

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手持ちのケーブルに合わせて入力ポートがmicroBとUSB-Cになっています。正直、入力はmicroBでも構わないのでUSB-Cの出力が欲しかったところではあります。価格帯を考えると流石に難しいですが……

出力は、USB-Aとなっています。

入力・出力スピードは、100均より速い!

USB-Cでの入力
USB-Cでの入力

モバイルバッテリーに給電する入力数値は4.79V/1.24A。USB-Cでの入力ということもありダイソーのものより速い

ハイディスクの出力数値
ハイディスクの出力数値

iPhoneへ給電する出力数値は5.02V/2.02A。急速充電にも対応しており、かなり速いスピードで充電できる

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

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実数値を見ると入力、出力共に100均のものよりワンランク上の実力があるということが言えます。とくに出力はかなり違い、急速充電の恩恵をしっかり受けていると感じました。

しかしながらバッテリー容量がそもそも5,000mAhと100均のものの半分になっているので、その点は注意しましょう。

より小さく軽い! PSEマークもある

HIDISCのモバイルバッテリーのサイズと重さ
HIDISCのモバイルバッテリーのサイズと重さ

サイズはH98.5×W64.5×D14mmで、100均の2つのバッテリーと比べて小さめ。重量は公称112gに対して116gとほぼ変わらず、100均のモバイルバッテリーよりも100g程度軽い

HIDISCのモバイルバッテリーのPSEマーク
HIDISCのモバイルバッテリーのPSEマーク

PSEマークの確認 もちろんしっかり印字されている

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

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100均のモバイルバッテリーと比べて、サイズ感はより小さく、重さはより軽量になっています。持ち運びを考えるのであればこちらはかなりの強みと言えるでしょう。

結論!100均のモバイルバッテリーのおすすめはコレ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター:たろっさ

プロの家電販売員 兼 家電・ITライター

今回の検証の結果、「モバイルバッテリーへの充電の速さを取るならキャンドゥ」という結果になりました。もちろん環境などにより若干の差異は生じるものの、入力に関しては規格が違うためキャンドゥの方が上です。

ただ、どちらもiPhone13への充電速度は大きくは変わりません

最後に比較したハイディスクのモバイルバッテリーも比較対象に入れてみると、充電性能を求めるなら、ハイディスクの製品がいいでしょう。容量が5,000mAhであり、100均製品の半分になっている点は注意!

関連リンク

メインとしては若干不安。サブや頻度が低いならアリ!

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今回は実際にモバイルバッテリーを触りながら比較する企画となりました。今まで100均のモバイルバッテリーは私自身も少し敬遠していましたが、実際に使用してみるとコスパの面からアリという判断です。

充電の速度や耐久性などには若干不安が残るため、あくまでもサブとして旅先でいきなり入り用になったなどの際には十分活用できると言えるでしょう。

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