紫外線吸収剤不使用の日焼け止めおすすめ18選｜ドラッグストアで買えるプチプラも！

日焼け止め製品には、紫外線をカット剤として「紫外線吸収剤」と「紫外線散乱剤」のどちらか、または両方が使われています。このふたつは紫外線をカットする仕組みが異なり、それぞれにメリットとデメリットがあります。

「紫外線吸収剤」は紫外線のエネルギーを化学反応でブロックする仕組みで、基本的には安全性が高いですがまれにアレルギー反応がでる方も。

一方の「紫外線散乱剤」は、紫外線を物理的に反射させることでブロックする仕組みで、比較的肌にやさしい使い心地です。そのため、敏感肌や赤ちゃん向けに紫外線散乱剤のみを使用した「ノンケミカル処方の日焼け止め」が販売されています。

刺激が少ないので敏感肌の方でも使いやすく、小さなお子さまに使う際も便利なノンケミカルタイプの日焼け止め。紫外線吸収剤に比べると紫外線カット効果が長く続きやすいというメリットもあげられます。

反対にデメリットは、紫外線吸収剤を配合している日焼け止めに比べると、きしみ感が出やすい、白浮きしやすいといったように、使用感があまりよくないものがある点です。ただし最近は、白浮きしにくいものや使用感が良いノンケミカル日焼け止めも登場しています。

「敏感肌だから、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めを使ってみたい。」「肌が弱いわけではないけれど、日常使いする日焼け止めはなるべく肌にやさしいものを選びたい」と考える方も多くいるでしょう。

ここからは、コスメコンシェルジュの中島葉月さんへの取材をもとに、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めの選び方を解説していきます。

「SPF」や「PA」は、値が大きいほど紫外線カット力が高くなりますが、その分落としにくかったり、肌への負担も大きくなる傾向があります。

散歩や買い物に行く程度の日常使いならSPF20・PA＋＋程度で十分。スポーツやレジャーで炎天下で過ごす場合は最高値のSPF50＋・PA++++を使うなど、使用シーンに合わせてじゅうぶんな紫外線対策をしましょう。

また、汗をよくかくシーンやウォーターレジャーでは「ウォータープルーフ」タイプを選ぶのがおすすめです。

日焼け止めといっても、さまざまな種類のものがあります。クリームや乳液（ミルク）タイプやジェルタイプは、多くの人が一度は使ったことがあるのではないでしょうか。手の届きにくい場所に塗布できるスプレータイプやさっぱり使えるミストタイプ、塗り直しに便利のスティックタイプも最近は人気があります。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、今のところはクリーム、乳液（ミルク）タイプのアイテムが主流となっています。使う場面や肌質によって使いやすいものは異なるので、自分にとって使いやすいものを探してみましょう。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、デメリットとして「白浮きしやすい」「伸びが悪い」「塗っている被膜感を感じる」などがあります。

このようなデメリットは商品によっては改善されつつあるので、パッケージに「白浮きしない」「伸びがよい」などと書かれたものを選びましょう。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めのなかには、ヒアルロン酸やセラミドをはじめ、植物由来の美容成分や保湿成分が配合されたものがあります。

肌は紫外線を浴びると乾燥しがち。敏感肌さんは乾燥によって肌のバリア機能が弱まりがちなので、日々のスキンケアで保湿を念入りにするのはもちろん、日焼け止めも保湿ケア目線で選んでみましょう。

日焼け止めを専用クレンジングでないと落とせないという商品は少なくなってきていますが、石鹸で落ちるか、クレンジングが必要かどうかはチェックしておくとよいです。

とくに、子どもや敏感肌の方が使う場合は、肌への負担が少ない石鹸で落とせるアイテムにすることをおすすめします。

紫外線吸収剤不使用の日焼け止めは、ドラッグストアでも市販されているプチプラからデパコス、オーガニック系とさまざまな化粧品メーカーから販売されるようになりました。ここからは、紫外線吸収剤不使用の日焼け止めのおすすめ商品を紹介します！

しっとり使えるものや、さらさらと軽い使用感のもの、石鹸で落ちるアイテムなど幅広く厳選しました。

Amazon、楽天市場での日焼け止めの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

紫外線吸収剤で肌荒れしてしまう方もいるのに、なぜ紫外線吸収剤を使用している商品があるのか疑問に思う方もいるかもしれません。

うえで説明した通り、紫外線吸収剤と紫外線散乱剤では紫外線をカットする方法が違います。そのため、安全性を確認しながら両方を配合したほうが、より効率的に紫外線をカットできるというメリットもあるのです。

紫外線吸収剤と紫外線散乱剤を両方使用した日焼け止めと、紫外線散乱剤のみを使用したノンケミカルな日焼け止め。どちらがよい悪いではなく、自分に合った日焼け止めを選ぶことが大切です。

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