「水彩絵の具」のおすすめ商品の比較一覧表
水彩絵の具とは? 初心者でも趣味でも楽しめる!
水彩絵の具とは、色彩を持つ顔料に水溶性樹脂を練り合わせて接着させるタイプの絵の具です。タイプは3種類あり、「透明水彩」「不透明水彩」「半透明水彩」に分類されます。それぞれカラーの雰囲気や使い方が異なるので、そろえておくといろいろな水彩画がたのしめますよ。
それほど値段がしないものでも満足のいくクオリティーの作品がつくれるので、授業で使う小学生・中学生のほか、初心者・入門者が趣味で水彩画やイラストを描いたりするのにも、本格的に描きたい方でも使えます。
水彩絵の具のメーカーには、小学校でもよく使われている「サクラクレパス」や「ぺんてる」、プロにも愛用されていながら手ごろな価格の「ホルベイン」などがあります。
水彩絵の具とアクリル絵の具の違いは?
水彩絵の具もアクリル絵の具も、水を溶いて使用するのは同じです。しかし、使われている材料が異なります。
水彩絵の具はアラビアゴムが使われており、透明感のある絵を描くときに適しています。水をたっぷり使うので、乾きにくいのがデメリットでしょう。
一方アクリル絵の具はアクリル樹脂が使われ、速乾性があるのが特徴。水に溶くと淡い表現ができ、油絵のような厚みのある絵を描くこともできます。ただ、服について乾いてしまうと取れにくく落ちないため、子どもや初心者の方には水彩絵の具がおすすめです。
水彩絵の具の選び方 初心者にも分かりやすく解説!
ここからは、水彩絵の具の選び方を紹介します。ポイントは以下です。
【1】種類(透明度)
【2】形状とタイプ
【3】パレットの有無
それぞれ詳しくみていきましょう。
水彩絵の具の種類で選ぶ
水彩絵の具には、透明度の違いにより大きく分けて3つのタイプがあります。
透明水彩|淡い色合いで繊細なタッチが楽しめる
透明水彩絵の具とは、透けたカラーを塗るタイプの絵の具です。異なるカラーを重ねて描いたときも、下に描いた絵の具のカラーが透けて見えます。
その性質を利用して、色の重なりを絵の奥行の表現に用いることができます。パレットで描く色を決めてしまうだけでなく、キャンパスや画用紙のうえで重ねて描くことでも絵の立体感を出せるのが特徴。透明絵の具を塗りをにじませたりぼかしたりすることによって、繊細なタッチの表現ができるのもポイントです。
不透明水彩|厚塗り可能でマットな仕上がりに
不透明水彩タイプの水彩絵の具は、重ねて異なるカラーを描くなら、下に描いたカラーは上塗りされたカラーに消されてしまうタイプの絵の具。ポスターカラーが不透明水彩絵の具の代表的なジャンルです。
この性質を利用すれば、いったん塗った箇所を別のカラーで塗りなおすといった塗り方が可能。厚塗りのマットなカラーの絵が描けるのが特徴です。
半透明水彩|水加減で透明・不透明のどちらとしても使える
半透明水彩タイプは、透明水彩タイプと不透明水彩タイプの両方の特性を兼ねそろえたタイプの水彩絵の具です。
多めの水量で絵の具を使うと、透明水彩タイプの水彩絵の具のように、重ね塗りができる特性を持ち、絵に立体感や奥行きを感じさせます。
水量を少なめで絵の具を使うなら、不透明水彩タイプの水彩絵の具のように使用。重ねって塗った際に下のカラーを塗り消してしまう特質があるので、いろいろなテイストの絵を描くときには、半透明タイプが便利でしょう。
【2】水彩絵の具の形状で選ぶ
水彩絵の具は形状もさまざま。それぞれに適した使い方があります。
広範囲に塗れる「チューブタイプ」
チューブに入っているタイプの水彩絵の具は、とても伸びがよく、大きなキャンバスの絵を気持ちよく描くのにむいています。
絵の具としてとても扱いやすいタイプなので、いろいろな種類のアイテムがあり、バリエーションがあります。パレットや水のバケツとともに使うことが想定されていますから、自宅や学校の教室で絵を描くときにぴったりのタイプです。
本格的に描ける「パンカラータイプ(半固形)」
パンカラータイプの水彩絵の具は、半乾きの固形になった絵の具という特徴があります。パンカラー用の水を軸のところに貯めて使える筆を使うなら、バケツを持っていなくても絵を描くことができるため、携帯性がとても高く、出掛け先で絵を描きたいという方にぴったりです。
パンカラータイプの絵の具は、とても発色性がよく美しい色合いの絵が描けるのが特徴。また、絵の具が劣化しにくいため、長期間に渡って同じ絵の具を使って絵を描くことをたのしめます。
スターターにやさしい「ケーキカラータイプ(固形)」
ケーキカラータイプの水彩絵の具も、固形になっているタイプで、持ち運びに便利な側面があります。水を含ませた筆で、絵の具を溶かして使用。パンカラーと異なり、透明水彩タイプも不透明水彩タイプもあり、それぞれの用途に対応できます。
ほかのタイプの水彩絵の具よりも安く手に入れられるのもポイントのひとつで、初心者として趣味ではじめるという方にもぴったりです。
【3】パレットがセットになった水彩絵の具を選ぶ
水彩絵の具は、パレットがセットになっているアイテムがたくさん。携帯性が高いとより持ち歩いて出掛け先で使いやすくなるので、とても便利に使えます。また、セットでそろえるなら、整理整頓がより容易になるのもポイントのひとつです。
筆やスポンジが付属していて、すぐに描きはじめられるようになっているものもあり、スターターキットとして使えるのが便利です。
水彩絵の具のおすすめ12選 小学生など子供用から大人用まで!
いろいろなタイプの水彩絵の具を、ギフトソムリエのPapp Hidekoさんと編集部で厳選しました。商品コメントやスペックをチェックしながら、お気に入りを見つけてくださいね。



通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 水彩絵の具の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの水彩絵の具の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
そのほか画材道具のおすすめはこちら 【関連記事】
使いやすさと携帯性で選ぶなら「ケーキカラー」 ギフトソムリエからのアドバイス
ワインエッセイスト、ギフトソムリエ
わたしの暮らすヨーロッパの文具店では、絵の具を乾燥させて固めた状態のケーキカラーの水彩絵の具が市販されていて、36色入りのケーキカラーを愛用しています。
ケーキカラーは絵の具自体に水気が一切ない固形状のため、水を含ませた絵筆で色を溶きながら使います。容器自体がパレットとなっていて持ち運びがラクなので、野外などのスケッチに使いやすいですよ。
自分に合った絵の具を選んで水彩画を楽しもう
どんな絵やイラストを描きたいかによって、どんな水彩絵の具を選べばよいかが異なります。立体感のある奥行きを描きたいなら透明水彩タイプがよいですし、マットな色調にしたいなら不透明水彩タイプを選んでみてはいかがでしょうか。
絵の具が固形になっているなら、持ち運んでお出かけ先で絵を描くのに便利ですし、大きなチューブ入りなら、大きなキャンバスに思いっきり描けることでしょう。
自分がどんな水彩画にチャレンジしたいかをよく思い描いて、マッチしたタイプの水彩絵の具を選ぶようにしましょう。
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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WSET認定Higher Certificate(Level.3)、食品メーカーにてフランスワインインポーター▶広告代理店CR局コピーライター プランナー ディレクターを経てハンガリー(ブダペスト)移住。 コスメ、ビューティ、ファッション、インテリアグッズ、文房具とありとあらゆる商品のコピーライティングを手がけてきた経験から様々な商品知識に精通し、ギフトセレクト系記事も多数執筆。メディア等現地メディア・フィノマガジン ハンガリーワイン専門サイト/フィネスワインピアを自らWEBサイト制作し運営中。 在ブダペスト・ワインエージェント”クルティエ“。一般社団法人国際芸術文化交流日本ハンガリーワイン協会ハンガリー支部・理事。日経xwomanアンバサダー。ブダペスト&東京でワインイベント企画多数開催。ワイナリー取材撮影を精力的に行いハンガリーのワインメディア雑誌にも出演。