中古・型落ちミシンを選ぶ際の注意点＆おすすめ5選｜メリット・デメリットも

一針一針を丁寧に手縫いするのも味わいがありますが、ミシンを使用することで時短にもなり縫い目も均一になります。そのため裁縫を行うのであれば、単機能でもミシンを手に入れたいと思う方も多いでしょう。

中古ミシンと聞くと「きれいに縫えないのでは」「すぐに壊れそう」と考える方もいるかもしれません。しかし、信頼のおけるショップや出品者から購入することで、安心してリーズナブルに高機能のミシンを手に入れることもできます。

ここでは、中古ミシンを購入するメリットについて紹介します。

やはり、ミシンを中古で購入するメリットは、リーズナブルな価格で購入できることです。

新品ミシンは安いもので1万円前後、高機能のものになると10万円を超えるものも多数あります。しかし、中古サイトで検索すると半額程度まで価格を抑えたものが販売されていることもあります。

搭載されている機能によって価格帯は異なるため、まずはどういった機能がマストで必要か、搭載されているとベターな機能は何かをしっかりと洗い出して予算を設定し、そこから中古ミシンを探してみると求める機能をもったミシンに出会えるかもしれません。

ミシンに求める機能をまず洗い出してみてください。「とにかく直線縫いができれば十分」「ボタン付け、裾上げも自動で行える機能が欲しい」「ロック機能も欲しい」と、ユーザーのレベルに合わせて必要な機能も異なってきます。

また「あまり器用ではないのでワンタッチでスタート/ストップできるものが欲しい」「刺しゅうや飾り縫いができるものがいい」といった機能を求める方もいるかもしれません。

安いからと中古ミシンを購入しても、使わない機能があったり欲しい機能がなかったりした場合はそのミシンを使わなくなる危険があることを考えると、まず機能について調べることが必要です。

こだわりの機能を搭載したおとくな一台を見つけましょう。

ミシンビギナーの方であれば手芸用品店やミシン専門店で店員に詳しい説明を聞きながら購入する方法も有効といえますが、ある程度の使用歴がある方であれば、店員より知識もスキルもある場合があります。

また実店舗では、商品を陳列できるスペースが限られているため、一般受けの強い新製品を多く取り合うことにもなるでしょう。

ある程度のスキルがある方であれば、豊富な中古のサイトからのほうが、本当に求める機能を持ったミシンに出会える可能性も高まります。「販売終了になっているけれど、この機能はこの型式にしかついていない」などこだわりがある場合は中古サイトをめぐってみるのもひとつの方法といえます。

ミシンもメーカーによってそれぞれ得意とする分野が異なっています。

ここでは、各メーカーの特徴をご紹介しますので、ミシンを選ぶ際にお役立てください。

1926年にそれまでミシンは海外からの輸入製品ばかりでしたが、初の国産ミシンを製造販売する会社を立ち上げたのがジャノメのはじまりです。

その後国産で初の刺しゅうに対応したミシンを発売したり、自動糸通しを開発するなど、日本のミシン業界に大きく貢献し続けています。

ジャノメミシンの特徴は、美しい仕上がりの直線縫いです。

ミシンの三大メーカーのひとつともいわれるブラザーは1906年にミシンの修理業からはじまり、業務用・家庭用問わずさまざまなタイプのミシンを世の中に送り出してきました。

ミシンの特徴としては、薄い布などもきれいに縫える繊細な仕様です。美しい刺しゅうを行うためのソフトも手掛けるなど刺しゅうにも力を入れています。

布の端ミシンとしても大きな働きをもつジグザグミシンは、国内ではジャガーがはじまりでした。

その後、海外にも拠点を広げるなど精力的に活動を行っています。また国内ではサンリオなどのキャラクターとコラボしたミシンを販売する等、若い世代にも人気のあるメーカーとなっています。

「使いやすく、仕上がりは美しく」をモットーに、様々なタイプのミシンを展開しています。

JUKIも日本三大ミシンメーカーのひとつです。主に工業用のミシンを手掛けているため、あまり製品を見かけないかもしれません。しかし業務用としては国内シェアのTOPともいわれています。

工業用ミシンでは、美しく丈夫な縫い目を目指し様々な開発を行ってきました。その業務用ミシンで培われた確かなノウハウを生かして、家庭用ミシンも次々と使い勝手の良い製品づくりを行っています。

中古のミシンを購入するメリットをお伝えしましたが、ミシンに限らず中古で家電を購入する際にはいくつか気を付けたいことがあります。

ここでは、中古ミシンを購入する際に注意したい点についてご紹介します。ぜひ購入前に一度目を通してみてください。

ミシンに限らず中古品を購入する場合は、販売しているお店や出品者が信頼できるかどうかが大きなカギとなります。

メーカー保証がうけられないものもあるため、販売店の対応が求められます。しかし顔も見えない相手が信頼できるかどうかはどのように確かめればいいのかわからないという方もいるかもしれません。

その場合は、サイトの評価や口コミを手掛かりにしましょう。評価が高かったり口コミでお礼などが多い販売店や出品者は良心的である可能性が高いです。梱包が丁寧だったり取引完了までのメッセージのやりとりが密だったりと安心して取引ができます。

反対に評価が低いものや口コミにあまりよくないことが多く書かれている販売店・出品者は注意した方がいいでしょう。

ミシンは意外と下糸が絡まったりほこりがたまりやすかったりと、機械ならではのトラブルが生じることがあります。

外から見ただけではわからない不調も点検や分解整備を行っていることで、下釜の角度を調節して糸が絡まりにくくなったり、部品に油を差すことで動きが警戒になったりとトラブルが解消するケースがあります。

商品紹介に「整備済み」「調整ずみ」など、点検・整備が行われている商品については、安心して購入を検討してもよさそうです。

ミシンには取扱説明書のほかにもさまざまな予備の部品や付属品が同梱されています。ボビンや針などであれば、メーカー純正品や汎用品を手芸品店などで手軽に購入することもできますが、専用の押さえや調整用のドライバーなどはやはり付属品があればスムーズに使えるためあると便利です。

商品紹介に全て揃っている旨や、〇〇だけありませんといった説明が書かれているかしっかりと確認しておきましょう。

また欠損している部品についても、メーカーから購入できるのか、汎用品でも使用できるのかといったことも確認しておくといざというとき安心です。

ミシンも精密機械であり、コンパクトではあっても重量があるため送料が発生したり、遠方からの発想の場合、送料だけで高額になったりする場合があります。

販売価格が送料込みの値段なのか、購入前にしっかりと確認しておきましょう。

また地域によっては、ショップが指定しているA社よりもB社のほうが使い勝手がいいなど理由があることもあるでしょう。ショップや出品者に配送会社を変えられるか一度相談してみるのも快適な買い物ができるひとつの要素でもあります。

購入を希望する中古ミシンの型式から発売時期を調べて1年以内であれば、メーカー保証が受けられる可能性があります。販売店や出品者に保証書があるかどうかを確認しておくといざというときに安心です。

メーカー保証は購入者ではなく製品に対しての保証のため、メーカー保証期間内に中古売買された場合は、商品と保証書を持っている方が保証を受けることができます。

また、メーカー保証が切れていても、販売店でオリジナルの保証を行っていることがあります。メーカー保証よりも短期間とはなりますが、ないよりもあったほうが心強いでしょう。事前に確認してみてください。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのミシンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

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