中古家電を選ぶ際の注意点＆おすすめ12選｜型落ちや新古品を賢くお得に購入

家電に組み込まれている回路やパーツもいわば消耗品のため、丁寧に使っていてもある日急に動かなくなることがあります。そういった際に家電を買い替える必要が出てきますが、家電は高額なものも多く、なかなか希望の仕様や予算に合ったものが見つからない場合もあるでしょう。

そういった際には、中古の家電を検討してみてはいかがでしょうか。中古というと「すぐに壊れそう」「機能が劣っていそう」といったイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、リーズナブルであることやそのほかのメリットもあります。

ここでは中古家電をおすすめする理由をご紹介します。

やはり中古家電を購入するメリットの一つ目はリーズナブルに購入できることでしょう。

前使用者の使い方などにもよりますが、場合によっては新品の半額やそれ以下の価格で購入できる可能性があります。浮いた分の予算をほかの家電の購入などに充てることでより充実した自宅ライフを送れたり貯金に回すのも賢い選択です。

現在の家電はオープン価格となっているため一概にはいえませんが、ある程度価格帯をリサーチし、それよりも安価で購入できるのであれば、中古品を選んでもいいでしょう。ただしあまりにも安すぎる価格設定の場合は、どこかに問題がある可能性があるため注意が必要です。

使用していた家電をリサイクルショップに売る人の中には「古くなったから買い替えるため」といった理由の人も多いかもしれませんが、それ以外にも「引っ越し祝いでもらったが、すでに持っていた」「思っていたよりも自分には使い勝手が悪かった」というものもあるようです。

そのため高性能で比較的新しい製品が未使用に近い状態で売りに出されている場合があります。付属品なども全て揃っているものも多く、見つけた場合には早めに購入を決断した方がいいかもしれません。

中古品のほか、新古品や展示品、アウトレット品も未使用かそれに近い状態のものが多いため、選ぶ際の手がかりになります。

家電量販店などでは、売り場面積が限られているため、新しい製品がメインで展示されることが多く、また一般的な製品が多くなってしまいます。

一方リサイクルサイトやメルカリ・オークションサイトでは、ニッチな商品も一般的な商品と並んで紹介されており、また数も豊富に展示されています。「この機能だけは欲しい」と思っている方も、Web上であれば「この性能もあれば便利」「こういった機能を前から欲しいと思っていた」という掘り出し物に出会える可能性があります。

自宅に居ながら様々な比較検討を行い、希望のものを購入できるのも中古品を選ぶメリットの一つといえます。

いくらリーズナブルで、希望の性能を持った家電でも、中古で購入するとなると「知らない人が使ったものを購入するのは抵抗がある」と感じる方もいるでしょう。そういった方は、購入してもあまり気分よく使用できないため、少し高額でも新品を買った方がいいと考えられます。

では、中古の家電を購入するのに向いている方とはどのような方でしょうか。ここでは、中古家電の購入に向いている方のタイプについて紹介します。

エアコンの故障や、暑い時期の冷蔵庫の故障などは、ご家族の体調や食生活にも影響を与える大きな問題です。しかし、だれもがいつでも気軽に家電販売店に出向けるわけではありません。また予算的な問題もあるでしょう。

中古品販売サイトであれば、仕事や家事の合間にスマホやパソコンで検索でき、早い場合には翌日配送をしているショップもあります。

家電が壊れ、取り急ぎある程度のスペックのものを購入したいと考えている方に中古品の購入をおすすめします。

新学期や新生活で、実家を出て一人暮らしをする方にも中古家電はおすすめです。新たに一人暮らしをはじめる場合、家電だけでなく日用品など様々な物を買いそろえなくてはならず、出費がかさみます。

中古家電を購入することで、全てを新品で揃えるよりも格段に安い費用で済ませられるかもしれません。その分の費用はほかの家具・家電に回すこともでき、充実した家財道具で新生活をはじめられます。

実家と同じ製品を購入することで、使い勝手もわかっているとより新しい暮らしも楽になるというメリットも考えられます。

単身赴任や長期出張の場合は、ホテル暮らしやマンスリーマンションを利用するという方法もありますが、なかには新たなアパートやマンションを借りるケースもあるでしょう。その場合にもやはり家財道具をそろえる必要があります。また出張や単身赴任は期間限定でもあるため、全てを新品でそろえるのはもったいないと考える方もいるかもしれません。

そういった場合にもリーズナブルな中古家電はおすすめです。期間限定であれば、ある程度の機能を持ったものを安く手に入れ、不要になれば再び売ることでトータルするとかなり初期費用を抑えられたという結果になるでしょう。

中古家電を上手に利用して、経済的な生活をはじめてみませんか。

中古の家電を購入する際には、新品の製品を購入する際に気を付けることとは、少しだけ注意点が変わってきます。

ここでは中古家電を購入する際に気を付けたいポイントについてご紹介します。購入の際の参考にお役立てください。

家電は、様々なパーツと回路が組み込まれて成立している製品になります。代表的なものとしてモーターやヒーターなどがあり、これらはある種消耗品ともいえ、寿命があります。

「寿命」の定義を部品が故障した時とするか、メーカーに交換できる部品が保有されている期間とするかによって年数が異なりますが、メーカーの部品保有期間を寿命とした場合以下のようになります。

・電気冷蔵庫…9年
・電気掃除機…6年
・エアコン…9年
・電子レンジ…8年
・電気炊飯器…6年

中古家電を購入する際には、製品の型番から製造年を判断し、できるだけ新しい製品を選びましょう。安いからといって古い製造年の製品を購入してまたすぐに壊れたという失敗を防ぐことができます。

中古と同様にリーズナブルな価格で販売されている「訳アリ品」は、商品にキズがついていたり凹みがあるため、価格を下げているものもあります。

小さなキズやかすり等であれば、まだ性能には問題がなく使用できる可能性が高いですが、内部にまで達していそうな大きなキズや完全に陥没しているものなどは、正常に機能しない可能性も考えられます。

また、使用感が強く表れているものも、前使用者の使用方法がハードであった可能性があり、劣化している可能性が考えられます。

良心的なショップや出品者であれば、商品説明や商品画像に詳しく明記されていることが多いですが、場合によっては意図的でないにしても起債されていない場合もあります。

購入前に気がかりなことがあれば、メッセージやメールで確認しておきましょう。

洗濯機や冷蔵庫などの大型の家電は、配送料が別途発生する場合があり、また発送元が発送先から遠い場合はさらに高額になり、結局近くの店で新品を買った方が安かったということにもなりかねません。また商品によっては、配送料と別に設置料(取付工事費を含む)が発生する場合もあります。

そのため、販売価格に送料や設置料などが含まれているかをしっかりと確認しましょう。

購入前には、本体の状態だけでなく、付属品や予備のパーツなどがきちんと揃っているか、不足しているものは、別途メーカーなどから購入できるかを確認しましょう。掃除機のすきま用ヘッドや延長ノズル、冷蔵庫の可動式の棚や製氷機などがその例です。

意外と忘れがちなのが、コードレス掃除機などの充電アダプターで、本体は届いたけれど充電ができず使用できないといった場合も考えられます。

本体の型番がわかるのであれば、公式サイトから取扱説明書などを確認し、購入したい商品に付属品が揃っているか確認した方がいいでしょう。

可能であれば、商品のメーカー保証がついているかや、中古品販売店の保証がついているかを確認しましょう。

大手のショップであれば、ショップ独自の保証を行っている場合もあり、メーカー保証のような1年間でなくても、半年ほどの保証期間を設けていて、安心して使用することができます。

またメルカリやオークションサイトで購入する場合も、製品がメーカー保証期間内の新しいものであれば、保証書をつけてもらえるか確認しておきましょう。メーカー保証は、購入者ではなく製品につくものなので、製品と保証書があれば、中古品として売買されたものでもしっかり保証を受けることができます。

Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの家電の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。

※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。

リーズナブルに家電を購入するのであれば、中古品がおすすめとご紹介してきましたが、「中古品」だけがお得なのではなく、時期によってはそれ以外に安価で購入できる場合があります。

ここではその理由についてご紹介します。

中古品のサイトや家電販売店のチラシ・POPで「新古品」「型落ち品」といった文字を目にしたことがあるかもしれません。

新古品とは、一度販売されたものの何らかの理由で未使用のまま販売店に戻ったものです。たとえば通販で販売されたが、お客様が受け取れず返送されてきたものなどがこれにあたります。

型落ち品は、一年に一度程度の頻度で各メーカーが新製品を発表していますが、新製品の発表や発売によって、「ひとつ前の型式」になってしまったものを指します。

新古品・型落ち品は、リーズナブルな値段でも未使用であることを考えると、同じ価格でも中古品よりは新古品・型落ち品を選ぶことをおすすめします。

エアコンや冷蔵庫など、急を要する買い替えに迫られた場合を除いて、新しく購入してみたい、使用するまでに少し猶予がある、という場合は、型落ち品の購入がおすすめです。そのためには各家電の新製品発売時期を知っておくことが必要です。

各家電のおおよその新製品発売時期は以下の通りです。

・電子レンジ、炊飯器…6～9月
・掃除機、ドラム型洗濯乾燥機…9～11月
・エアコン…10～2月

目安として覚えておくといつか役に立つかもしれません。

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