インソールは偏平足に有効?
偏平足とは、土踏まず部分のない足を指します。足の裏全体で歩くため、腰や背中、膝などに負担がかかることがあります。
偏平足向けのインソールを使うと、土踏まず部分をサポートしてくれます。歩くときに疲れにくくなるなどメリットも多いです。偏平足での悩みがある場合、インソールを活用してみましょう。なお、偏平足の状態があまりよくない場合には、医師の診断のもとで使用するのも重要です。
扁平足に合ったインソールの選び方
足と靴のカウンセラーの青山まりさんのアドバイスをもとに、扁平足用インソールの選び方を紹介します。ポイントは下記。
【1】土踏まずのサポートの有無
【2】外反母趾なら3点アーチのサポート機能
【3】使用目的に合うタイプ(医療・スポーツなど)
【4】履く靴に合う厚み
【5】履く靴に合うサイズ
上記のポイントをおさえることで、より具体的に自分に合う扁平足用インソールを選ぶことができます。一つひとつ解説していきます。
【1】内側縦アーチ(土踏まず)のサポートがあるかチェック
扁平足で悩んだときのインソール選びで、なかなか「扁平足用」と書いてあるインソールはみつからないこともあるでしょう。そんなときは、「内側縦アーチ(土踏まずアーチ)部分のサポート機能」がついているか、という点を確認しましょう。
「扁平足用」と書かれていなくても、横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチの3つのアーチサポート機能がついているものや、「外反母趾対策用」と書かれているものも、実は扁平足の人と相性がいいのです。
内側縦アーチのサポート機能がついているものをいくつか購入し、試足してピッタリくるものを選んで使いましょう。
【2】扁平足+外反母趾なら3点アーチのサポート機能つきを
扁平足の人は、内側縦アーチが崩れているため、重心が内側に傾きがち。そうすると外反母趾になりやすいため、扁平足で、しかも外反母趾にもなっている人も多いです。
そういう人は内側縦アーチだけでなく、横アーチのサポート機能もついているインソールが望ましいです。この場合は、内側縦アーチ用と横アーチ用の中足骨インソールをピンポイントで組み合わせて装着します。
または「3点アーチのサポート機能つき」と説明書きされているものを選ぶのもいい方法です。
【3】使用目的にあわせて選ぶ
目的に応じて「医療用」や「スポーツ用」のインソールを使ってみるのもいいでしょう。
医療用インソールは、足のトラブル別に開発された商品も取りそろえられているので、ご自身の症状に合わせて選ぶことができます。
スポーツ用インソールは軽量化されているものが多く、装着することでパフォーマンスを引き出す手伝いをしてくれます。登山用、フットサル用、バスケット用とスポーツの種類によっても求める機能は違ってくるので、衝撃吸収の程度や厚さをチェックしましょう。
どちらも歩行時の衝撃吸収機能性が備わっているので、快適に過ごすことができますよ。
【4】履く靴にあわせて厚みを選ぶ
扁平足用インソールは、履く靴に合わせて選ぶことも大切。扁平足のための内側縦アーチのサポート機能がついているインソールには、いろいろな厚さのものがあります。
ブーツやレインブーツ、運動靴などで、足と靴の間に大きな隙間がある場合は、隙間を埋めるために厚めのものを選んで使うことがあります。
一方、ハイヒールやパンプスなどの場合は、隙間がわずかなことが多いので、厚いものを入れると履けなくなる場合があります。この場合は必要な場所にピンポイントで入れます。フルインソールの場合は、まずは薄手のものから試していくようにしましょう。
【5】靴のサイズに合わせて選ぶ
メーカーや商品によってサイズの違いがあります。メーカーのホームページのサイズチャートでご自身のサイズを確認するようにしましょう。
違うサイズの靴をいくつか持っている場合、小さい方の靴のサイズに合わせましょう。インソールの裏面に滑りにくい加工がされていれば、靴のなかでずれたりすることはありません。
まずは、商品のスペックを確認して自分に合ったサイズを購入してください。
扁平足用インソールおすすめ商品はコチラ
ここからは、足と靴のカウンセラーの青山まりさんと編集部が選ぶ、おすすめの扁平足用インソールを紹介していきます! ご自身の使用シーンや靴に合ったインソールを見つけてくださいね。
▼普段使い向け
▼スポーツ向け
▼パンプス向け
▼革靴向け
▽おすすめ商品の比較一覧表
すぐに各商品が見たい方は、上記のリンクをクリックしてくださいね。
▼普段使い向け

徹底的にアーチを回復させる!
インソールと、7種類のブロックがついているセット商品です。インソールの裏面から、土踏まず部分に7段階の高さのアーチサポート・ブロックを挿入して使用します。
やわらかく低めのブロックからはじめて、かたさや高さのあるブロックまでシフトしていき、徐々にアーチを回復させるものです。
自分のアーチの高さが客観的にわからない人や、「どの高さのアーチサポートがついているものを選んだらいいか迷ってしまう……」という悩みを持った人にも好評です。
SNSでも話題のダイエットサポートインソール!
履くだけで足元から姿勢を整えられる世界特許を取得しているインソール。正しい姿勢を保てるので使うだけで骨格筋が鍛えられ、体系と骨格を改善しスリムな体へと導いてくれますよ。
アーチ構造でしっかりと身体を支え、長時間履いていても足が疲れにくいのも特徴的です。仕事用の革靴やパンプス、運動靴などいろいろなシューズに使用ができるのでどんな場面でもながらダイエットが可能になりますよ。

安定した歩行ができる立体型
歩きやすいものや、歩くときにズレないものを探している人におすすめの、3D立体型インソールです。膝や腰への負担を減らしたい人にも向いています。
とくに、かかとの部分に注目してください。深めの立体成型のため、かかとを包み込んでくれるような仕様になっており、安定した歩行ができるように設計されている優秀なインソールです。
また、かかとの部分の高さが1cmありますので、こっそり1cm身長をアップすることもできますよ。

扁平足用インソールをピンポイントで使いたい人に
ピンポイントで作用する扁平足用インソールを探している人に向いているインソールがこちら。厚みがあるフルインソールを入れると、靴がきつくなって履けなくなってしまったとき、こちらのぺダックバランスを土踏まず部分に使います。
表面は本革素材で、裏側には衝撃吸収モスラバーがついています。足が疲れにくく、ラクに歩行ができるようになります。
写真でみると一見、平面的にみえますが、実際は内側縦アーチサポートの部分が立体になっています。装着後の内側縦アーチの高さは0.7cm。内側アーチとしては、低めの設計です。
お手持ちの靴がお手軽にリゲッタの履き心地に
靴箱に眠っていた靴に使用するだけで、瞬時にリゲッタの履き心地に変わります。
隙間を埋めてフィット感をアップすることで、姿勢を安定させ美しい立ち姿、歩き方へと導きます。また、ヒールカップがサイドからかかと全体を包み込んで支え、ブレずに着地ができます。
水洗い可能で衛生的なのもうれしいです。
成長に合わせて足を適確にサポート
こちらはキッズ用のインソールで、子どもの成長に合わせて4段階にサイズが分かれています。子どもの足の骨格の成長に合わせて、アーチ構造をサポートすることで、正しい足の成長を促します。
少し大きめの靴でもサイズ調整できる、調整インソールつき。
履くだけで自分の足型になる特許素材
このインソールを2~3日履けば、自分の足型になる特許素材を使用しています。足の指跡によって、自分が正しい姿勢で歩けているのか、セルフチェックが可能です。
また、一般的なインソールと違い、かために設計されています。全体重がかかってもインソールのアーチ形状が崩れないところも魅力です。
長時間の立ち仕事や歩行の心強い味方
約3cmと厚めのアーチサポートです。アーチ部分にTPUを使い、しっかりと足裏をサポートをすることで、歩きやすくなる設計になっています。また、かかと部分にはクッション性の素材を採用し、かかとに来る圧力と衝撃を緩らげます。そのため、長時間の立ち仕事や旅行に最適です。
ただし、つま先に強い衝撃がかかるスポーツには、不向きとのことです。
人間工学に基づき開発された技術
フィットケアブランドNo.1のDr.Scholl(ドクターショール)が、人間工学に基づき開発した「ジェルアクティブテクノロジー」で、足裏にかかる負担を吸収します。ニーズに合わせて、「エブリデイ」「ワーク」「アクティブプラス」の3タイプから選べます。
さらに、浄化作用を持つ「ゼオライト」によって、靴の中のニオイを消臭してくれます。(※6カ月毎の交換をお勧めします。)
足首と膝を守るインソール
深いU型ヒールカップと土踏まずのアーチサポートが足裏をしっかりと支え、膝に蓄積する不快感や疲労感を和らげてくれます。そのため、扁平足・足首の痛みでお悩みの方におすすめ。立ち仕事や外回りの多い方にも、ぜひ試してみてください。
どんな靴にも合う柔らかいインソール
マルチホールタイプで、通気性に優れたハニカムインソールです。表面は滑り止め効果の高い超薄繊維でできており、靴の中で足がズレることがないので、疲労緩和効果が期待できます。軟性と緩衝性能に優れたEVA素材のおかげで徐々に足裏に馴染むようになっているのも、うれしいポイントです。やわらかい素材なので、足のサイズに合わせてハサミでカットすることができます。
▼スポーツ向け
特許技術のアーチ構造で足の疲れをサポート!
低反発のような高クッション素材ポロンと特許技術のアーチ構造が特徴的な『TENTIAL INSOLE(テンシャルインソール)』。スポーツ時の足の疲れやコンディショニングを双方実現しているインソールになります。グリップ力も高く靴の中でインソールがずれにくいのもポイントです。
ランニングや普段から運動をする方におすすめ。公式サイトからの購入だと購入後30日間の全額返金保証も付いているので安心ですね。
▼パンプス向け

パンプスにも最適なシリコン製
扁平足用にピンポイントで使えるインソールには、シリコン製もあります。シリコン製の場合は汚れてきたら水洗いができ、つねに清潔に使用できる点がいいところです。
クッションはかために作られていますが、ほどよいかたさで衝撃を吸収してくれます。粘着力が弱まってきたときは両面テープでつけ直し、何度でも使用できるのもいい点です。
「とにかく扁平足のための土踏まずアーチだけ強化したい」という人とも相性がいい商品です。フルインソールを入れる隙間の少ない、ハイヒールやパンプスなどにも適しています。

衝撃吸収力バツグンで疲れない!
「内側縦アーチとか外側縦アーチと言われても、いまいちわからない……」という人に、わかりやすいインソールがあります。
こちらのインソールは、医師の勝野浩先生監修のインソール。3つのアーチが突起配置され、どこにそれらのアーチがくるのか、初心者でも一目瞭然。わかりやすい仕様となっています。
また、3つのアーチのサポートだけでなく、かかとの衝撃を吸収するパッドとソール裏に滑り止めがついていて、靴のなかでのズレを防げて歩くのがラクです。
このインソールを入れることで、足が疲れなくなった、痛くなくなったという人が続出。評判のいいインソールです。
▼革靴向け
▽おすすめ商品の比較一覧表
各通販サイトの最新人気ランキング インソール 扁平足の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのインソール 扁平足の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
扁平足になる原因は? きちんと対策を 足と靴のカウンセラーからアドバイス
足指を動かす歩き方で歩こう
生まれたばかりの赤ちゃんには、土踏まずはありません。赤ちゃんがハイハイ時代を卒業し二足歩行になるころから、土踏まずは形成されていきます。
これは、歩くことで土踏まずが発達することを意味しています。扁平足になる原因はいろいろ考えられ、足指を動かさない歩き方をしていることがひとつにあります。足裏のアーチは、足指を動かす歩き方で作られるからです。
扁平足の人は、ご自身に合った扁平足用インソールを靴のなかに入れるとともに、「靴のなかで足指がちゃんと動かせているか」を意識してインソールを選び、足指をしっかりと使って歩くようにしましょう。
そのほかのインソールのおすすめはこちら 関連記事
扁平足インソールで足の疲れ軽減・改善を
足に負担がかかりやすく、疲れや痛みの症状が出やすい扁平足。扁平足用インソールを使用して足をサポートすることで、少しでも足にかかる負担を軽減・改善することができるでしょう。
ジョギング、ゴルフ、サッカーなどスポーツや、革靴、パンプスなど、用途や靴に合わせてそれぞれ専用のインソールを用意しましょう。この記事を参考に、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
◆記事で紹介した商品を購入すると、売上の一部がマイナビおすすめナビに還元されることがあります。◆特定商品の広告を行う場合には、商品情報に「PR」表記を記載します。◆「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。◆商品スペックは、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。◆記事で紹介する商品の価格やリンク情報は、ECサイトから提供を受けたAPIにより取得しています。データ取得時点の情報のため最新の情報ではない場合があります。◆レビューで試した商品は記事作成時のもので、その後、商品のリニューアルによって仕様が変更されていたり、製造・販売が中止されている場合があります。
ブラジャー研究家・下着研究家・作家。 新しいジャンルを切り拓いた女性に贈られるキャリアクリエイト部門で日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2005」受賞。 消費者の立場で活動している。新聞・雑誌・講演・テレビ出演多数。著書に『ブラの本。』(サンマーク出版)『着るだけダイエット』(東邦出版)ほか多数。 また、2014年に足の怪我をしたことがきっかけで足と靴の研究を始める。フットケアの専門スクールに通い、フットケアアドバイザーとシューフィット、中敷き調整の技術を身につける。 その後、靴工房と靴専門店にて経験を積み、現在「足と靴のカウンセラー」としても活動中。