鼻洗浄器の効果やメリットとは? 副鼻腔炎や花粉対策ケアに!
日本人に馴染みのあるうがいは、コップに水を入れてのどをガラガラすることではないでしょうか?しかし、ウイルスなどは鼻の奥の上咽頭に付着することが多く、のどのうがいでは届かないこともあります。
そんなときに便利なのが「鼻洗浄器」です。鼻洗浄器は、うがいでは届かない部分もしっかり洗い流してくれるので、鼻づまり対策や花粉対策に効果的です。また、鼻洗浄器を使うことで、ムズムズした不快感も緩和されます。
ほかにも、ホコリや花粉などを洗い流したいときにも活躍します。副鼻腔炎(蓄膿症)の人は、鼻洗浄器で鼻の粘り気を洗い流すことができるので、少しは和らぐかもしれません。(※これについては病院の先生と相談の上おこなってください)
鼻うがいと聞くとちょっと抵抗のある方も多いかもしれませんが、正しく使うことで効果を期待できるアイテム。ぜひ、この機会にチェックしてみてくださいね。
鼻洗浄器の選び方 選び方次第で効果が変わる!
まずは、鼻洗浄器を選ぶときのポイントを2つご紹介します。
【1】鼻洗浄器のタイプで選ぶ
【2】機能で選ぶ
医療ライター・宮座美帆さんのアドバイスも紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【1】鼻洗浄器のタイプで選ぶ
鼻洗浄器は大きく分けると3種類のタイプがあります。
メーカーによって若干呼び名が異なりますが、まず各タイプの特徴を知っておきましょう。ぜひ、自分にとって使いやすいタイプを選んでみてくださいね。
初心者や子供におすすめの「ハンディタイプ」
「ハンディタイプ」は持ち歩けるので、いつでもどこでも手軽に使用できます。洗浄液の入ったボトルをポンプのように押して、液を鼻に流し込んで洗浄します。
はじめて鼻洗浄する方や子どもに適しており、値段もリーズナブル。家族の人数分を手軽にそろえられます。インドのヨガで使われる「ネティポット」は慣れるまでたいへんですが、同じようなタイプです。
快適な水圧で洗浄できる「ピストン式」
「ピストン式」は鼻に液を送る圧力を自分で調整できるタイプです。本格的に鼻洗浄をしたい方に適しており、押す強さを微調整して液の流れをコントロールできます。
スリムな注射器タイプと、レバーつきのタンク型の2種類があり、持ち運びして使用するなら注射器タイプ、自宅でしっかり鼻洗浄するならタンク型のほうが使いやすくなっています。
鼻づまりがひどいときは「電動式」がおすすめ
「電動式」は鼻づまりがひどい方や、集中して鼻洗浄したい方に向いているタイプです。液を鼻に送る水圧が高いので、鼻の奥までしっかりと洗浄できます。
タイプによっては水圧の強さを何段階かで調整できるので、使いやすい水圧を選べます。はじめて鼻洗浄器を使用する方や粘膜が弱い方は、弱めの水圧で使うことができて便利です。
【2】機能で選ぶ
鼻洗浄器は、いろいろなメーカーから発売されており、備わっている機能や使い勝手が異なります。ここではあると便利な機能をご紹介していくのでぜひ、選ぶときの参考にしてみてくださいね。
専用の洗浄液があると便利
鼻洗浄器には洗浄液が欠かせません。そのため、専用の洗浄液が付いていると分量を調整する必要もなく、手間がかからないので便利です。もし、専用の洗浄液がついていない場合は、別売の専用洗浄液を購入しておくと良いでしょう。
自分でも作れますが保存がきかないので、専用液があると便利です。
ノズル交換が可能かチェック
鼻洗浄器には液を鼻のなかに送るためのノズルがついています。ノズルは汚れやすく破損しやすいので、交換できるかどうかも選ぶときのポイントです。
ノズル交換できるタイプなら、大きさの違うノズルをそろえておけば子どもから大人まで使えてとても便利で経済的です。家族が多い方は、オプションとして別売りのノズルがあるかもチェックしてください。
「簡易温度計」機能はあると便利
鼻洗浄するときは洗浄液の温度に気をつけてください。冷たすぎると鼻の奥がツーンと刺激されます。適切な温度は体温に近い温度で、40~42℃です。
いちいち温度を計るのは面倒ですが、簡易温度計がついた鼻洗浄器ならかんたんに計れます。簡易温度計つきのタイプは多くありませんが、あると便利な機能なので、選ぶときの目安になります。
添付文書の注意をよく読み、正しく使いましょう 医療ライターがアドバイス
医療ライター・編集者
鼻洗浄器は医療機器に該当する製品を選ぶことをおすすめします。使用の前には医師に相談し、ご自分と家族の用途に合うものを選びましょう。
また、使用の前に添付文書をよく読み、違和感がある場合は使用の中止を。正しく使いましょう。
鼻洗浄器おすすめ13選 医療ライターと編集部が厳選!
ここからは、いろいろなメーカーが販売している鼻洗浄器のなかから、医療ライターの宮座美帆さんと編集部が厳選したおすすめの商品を紹介します! 購入するときの参考にしてください。
医療ライター・編集者
手動のものなら、『ハナノアb シャワータイプや『アルガード 鼻すっきり洗浄液』を。鼻のムズムズが気になる時期にはかばんに忍ばせておけるサイズ感なのもうれしいです。
電動タイプなら、『ソフィオプラス』を。鼻をかむのが苦手な子どもに役立ちそうです。



おすすめ商品の比較一覧表
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 鼻洗浄器の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの鼻洗浄器の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
鼻洗浄器の使い方を伝授!
はじめて鼻洗浄器を使用するとき、どのように使えばいいのか迷う方もいることでしょう。基本的には前かがみになり、「エー」と発音しながら洗浄液を流し込みます。
商品にもよりますが、ノズルは密着させずに隙間をあけてください。ポイントは吸いこむのではなく、流し込むだけということです。吸いこむと耳のほうに入りやすく中耳炎の原因となることも。
症状がひどい場合は、まず耳鼻科で相談することが大事です。
花粉対策グッズも合わせてご紹介! 関連記事
鼻洗浄してみようと思った方は、外出時の対策としてマスクスプレーや洗えるマスク、花粉ブロックスプレーなどもチェックしてみてください。とくに花粉の季節が苦手な方には役立つアイテムです。
目的や悩みに合った鼻洗浄器を見つけよう!
鼻がつまったりすっきりしないときは、集中力が欠けて気分も落ち込みがちに。ご紹介した鼻洗浄器を使えば、鼻がすっきりして気分もさわやかになります。
タイプによって使い方も変わってくるので、自分のライフスタイルに合った製品を選んでください。鼻洗浄を毎日の習慣にしたいのなら家庭用に1台、さらに外出用にハンディタイプを携帯するのがベストです。
鼻洗浄すると鼻の奥がツーンとするというイメージがありますが、刺激がないものがほとんどなので試してみてください。
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臨床工学技士国家資格保有。大学病院勤務後、ライターへ転身。現在は『kakotto.』を立ち上げ、医療・バイオ・ヘルスケア分野を中心に紙・WEB問わず執筆編集に携わっています。「難しい話を分かりやすく」をモットーに、心をじんわり温めるような記事作成をお届け。当サイトでは健康にかかわるグッズや医療機器などを紹介し、皆さまの健康増進のお手伝いを致します。