6カ月頃からのベビーフードの選び方
まずは6カ月ごろからおすすめのベビーフードの選び方をチェックしていきましょう。あわせて、保育士ライターのすぎ けいこさんからのアドバイスもご紹介します。ポイントは以下の4つです。
【1】対象月齢
【2】原材料に含まれる食材
【3】タイプ
【4】食品添加物の有無
上記のポイントを押さえることで、あなたに合った商品を見つけることができます。ぜひ参考にしてみてください。
【1】商品の対象月齢をチェック
赤ちゃんの月齢や発達などによって、離乳食で食べられる食材やかたさ・粒の大きさなどが異なります。
そのため、ベビーフードとして販売されている商品には「5カ月ごろ~」「7カ月ごろ~」というように、適した月齢の目安が記載されているのが一般的です。
食欲や発達具合にもよりますが、6カ月ごろの赤ちゃんなら、離乳食初期の5カ月ごろからを対象にしたベビーフードを選ぶといいでしょう。
【2】原材料に含まれる食材も確認
離乳食では、赤ちゃんがはじめて食べる食材は、1日1種類までにし、1さじから試していくのが基本です。
ベビーフードには、バリエーション豊富な食材が使用されているため、月齢6カ月ごろだと、家庭の手作り離乳食で使ったことがない食材が混ざっている可能性もあります。
そのため、はじめて購入する商品は、食材についてもきちんと確認しておきましょう。
【3】タイプで選ぶ
ベビーフードには、さまざまなタイプの商品があるため、それぞれの特徴を理解して、上手に活用しましょう。
瓶・パウチパックタイプはお出かけ用に
調理済みで、開封後すぐ食べられるウェットタイプの商品は、外出先や旅行先などに持ち運んで使うときに便利です。
瓶詰めされた商品なら容器に移し替える必要がなく、そのまま食べさせられて手軽。また、パウチパックに入ったレトルトタイプはかさばらないため、いくつか持ち歩く際にはぴったりでしょう。
フタつき容器を準備しておけば、残した分も保管できます。
粉末・フリーズドライなどは手作り離乳食に活用できる
粉末やフリーズドライなどのドライタイプは、水・お湯でのばしたり、おかゆなどに混ぜて使います。
食材を裏ごししたりこまかく切ったりする手間がかからないため、ご家庭の手作り離乳食にちょい足しするほか、メニューがマンネリ化しているときに、活用するのもいいでしょう。
また、必要なぶんだけ少しずつ使えるので、はじめての食材を試したいときにも役立ちます。
【4】できるだけ食品添加物を避ける
ベビーフードには、増粘剤や酸化防止剤といった添加物が使われている場合もあります。
公的規格などに沿って製造されているとはいえ、6カ月ごろの赤ちゃんが食べるものなので、負担をかけないように、できる限り添加物を避けて選ぶといいでしょう。
有機認証を取得している商品や、添加物を使っていないものもあるため、気になる方はチェックしてみましょう。
良質なベビーフードを使いながら離乳食を楽しもう 保育士ライターがアドバイス
保育士ライター/ベビーシッター/家事サポーター
離乳食がはじまると、「食べない」「手作りできない」と悩む方も多いです。
6カ月ごろはミルク以外のものを口に入れることに慣れる時期ととらえて、思うように食べなくてもいいでしょう。
ベビーフードを使いながら、子どもが好きな味を見つけていくことをおすすめします。
6カ月頃からのベビーフードおすすめ9選
ここからは、保育士ライターのすぎ けいこさんと編集部で選んだ、おすすめ商品をみていきましょう。
保育士ライター/ベビーシッター/家事サポーター
和光堂『手作り応援 とろみのもと』は6カ月ごろの子どもがごっくんしやすいように、かんたんにとろみづけができます。常備しておくと便利です。大望『詰め合せセット』は北海道産の野菜を使い、無着色でフレーク状になっています。大人も食べられるのでとりわけもできます。
キユーピー『瓶詰 おかゆ(だし仕立て)』は瓶詰めなので、フタをあけてそのまま食べることができます。お出かけや旅行にあると便利です。

混ぜるだけでとろみがつく
とろみづけ用のベビーフードです。麺類やスープなどにそのまま加えて、かき混ぜるだけなのでかんたん。6カ月ごろの赤ちゃんが食べやすいように、手早くとろみ具合を調節できるのが魅力です。
ご家庭で使うのはもちろん、水溶きや加熱の必要がないため、外出先でも大人の取りわけたごはんに混ぜるなど、幅広く活用できます。

北海道産の野菜をそのままフレークに
北海道産の野菜100%で作られた、フレークタイプのベビーフードです。着色料などの添加物を使っておらず、6カ月ごろの離乳食にもぴったり。
野菜を加熱処理してからフレーク状に加工しているため、ヨーグルトなどに混ぜてそのまま食べられます。
赤ちゃんから大人まで幅広い世代で使えるので、フレークでスープを作ってから、味つけ前に赤ちゃんのぶんを取りわけるなどの使い方も可能です。

だしの風味豊かなおかゆ
こんぶだしで炊きあげたおかゆに、削り節を加えたベビーフード。素材の味をいかしたやさしい味わいで、6カ月ごろの赤ちゃんにも適しています。フタを開けてすぐ食べられるため、お出かけシーンに便利。
まだ食べる量が少ない赤ちゃんの場合は、あらかじめ小わけ冷凍しておけるので、使い勝手もいいでしょう。同じシリーズでいろんな種類が発売されているため、赤ちゃんも飽きずに食べられます。
はじめての食材を試したいときに
フリーズドライになった、裏ごしほうれんそうです。1さじぶんのキューブが3個入っているので、はじめてほうれんそうを食べさせるときのお試しにもぴったり。
お湯で溶いたり、おかゆ・スープに入れたりして、彩りをプラスしましょう。5カ月向けには、ほうれんそうのほかにも、魚やかぼちゃ・とうもろこしなど全6種類あるので、いろいろな食材を活用してみてください。
手軽に緑黄色野菜をプラス
粉末タイプのベビーフードで「ほうれんそう&小松菜」「かぼちゃ&さつまいも」「にんじん&トマト」の3種類が、詰め合わせになっています。それぞれ2~3包ずつなので、赤ちゃんの好みに合うか心配なときも、すこしずつ試せて便利です。
おかゆや豆腐、しらすペーストなど、手作り離乳食と組み合わせれば、バリエーション豊富なメニューが作れるでしょう。
有機食材で作ったベビーフード
お米から野菜まで、すべて有機JAS認定の原料を使っているベビーフードです。添加物も使われておらず、ナチュラルな食品にこだわりたいときにはぴったり。
これだけで1食が完結するので、お出かけの際にも使いやすいでしょう。キャベツやじゃがいも、ごぼうなど、野菜が9種類たっぷり使われているのも魅力です。食べられる食材が増えてきた6カ月ごろの赤ちゃんに、ぜひご利用ください。
そのまますぐ使える液体だし
有機JAS認定の原料で作った、液体だし。9種類の野菜に、こんぶと煮干し、かつお節をプラスしています。液状で、水分を加えたり加熱したりする必要もないため、赤ちゃんが空腹でぐずっているときなども、サッと手早く離乳食が作れて助かるでしょう。
赤ちゃんの発達具合や好みに合わせながら、薄めて使うことも可能です。
お皿いらずで移動中にも活躍
専属農家が栽培した旬の有機野菜や、国産こんぶなど、質の高い素材を大切にしたベビーフードです。パウチパックにキャップがついており、スプーンに直接出して食べさせられるのが特徴。
お皿が必要ないため、移動中の車内で食事をするときにも便利なほか、食べ残したぶんもキャップを閉めるだけでかんたんに保存できます。
お魚の離乳食作りを体験できるセット!
地元・三重県の港に毎朝足を運び、旬のお魚を仕入れて新鮮なうちにさばき、スチーム加熱して、赤ちゃんの約一食分の10gに小分けしています。
お魚の種類は管理栄養士の先生が離乳食に適しているか判断しているので、安心してお召し上がりいただけます。
※骨はできるだけ取り除いてはおりますが、手作業で行なっているため入っている可能性があります。お子様にお召し上がりいただく前に必ずご確認をお願いいたします。
「6カ月ごろからのベビーフード」のおすすめ商品の比較一覧表
ベビーフードの活用方法
ベビーフードは、さまざまな場面で活躍してくれるので、いつも離乳食を手作りしているママやパパも、シーンに合わせてぜひ活用してみましょう。
ここでは、ベビーフードの便利な使い方をご紹介します。
手早く離乳食を用意したい場面や人に預けるときに
そのまま食べさせられるウェットタイプのベビーフードは、お出かけシーンだけでなく、自宅でも忙しくて離乳食の準備ができないときや、赤ちゃんがぐずっていて、すぐに離乳食を食べさせたい場面などで役立ちます。
また、離乳食の準備が難しい祖父母や知人が赤ちゃんの世話をするとき、ママが体調を崩してしまったときなど、日常生活で離乳食が作れない場面がいろいろとあるので、重宝するでしょう。
災害など非常時の備蓄食料としてストック
ウェットタイプ、ドライタイプのどちらも、未開封の状態で長期間保存できるため、自然災害などを想定した備蓄食料として利用するのにも適しています。
6カ月ごろの赤ちゃんは、食べられるものが限られているため、食材が手に入りにくい非常時にベビーフードがあると、きちんとした食事を用意してあげられるのがメリットです。
メニューや食材を手作り離乳食の参考に
離乳食初期にあたる6カ月ごろは、同じような食材ばかりでメニューのレパートリーが限られてしまったり、食材の大きさ・かたさで悩んだりすることも、少なくありません。
市販のベビーフードは、食材のバラエティーが豊富で、栄養面や食べやすさにも配慮して作られているため、自分で離乳食を作る際の食材選びやかたさの目安として参考になります。
ベビーフードをあげるときの注意点
赤ちゃんがはじめて食べる食材は、1日1さじからはじめるのが基本です。そのため、ベビーフードに新しい食材が含まれている場合も、少しずつ様子を見ながら進めるようにしましょう。
病院が開いている平日の午前中に食べさせれば、体調に異変が起こったときにも、すぐに受診できます。
また、新しい食材を1日1種類に限ることも大切です。そうすることで、アレルゲンに対する反応がみられた場合に、原因となる食材を探しやすくなるでしょう。
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用途や離乳食の進み具合に合わせて選ぼう
6カ月ごろの赤ちゃんに適した、バリエーション豊富なベビーフードが販売されています。
瓶やパウチパックなどのウェットタイプは、そのまま食べられるため、お出かけ・旅行シーンにぴったりです。また、粉末・フレークなどのドライタイプなら、手作り離乳食のプラス食材として活躍してくれます。
ベビーフードをストックしておくと、外出時や忙しいときなどに役立つので、赤ちゃんが気に入るベビーフードを見つけてみてくださいね。
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17年の保育園勤務経験と子育て経験があります。現役ベビーシッターとしても活動中。 「子育てはみんなのもの」周りの人に頼りながら子育てするのが、当たり前な世の中になってほしい。パパママが元気になってほしいと願いながら、発信にも尽力しています。保育士資格所持