6カ月頃からのベビーフードの選び方
まずは6カ月ごろからおすすめのベビーフードの選び方をチェックしていきましょう。あわせて、保育士ライターのすぎ けいこさんからのアドバイスもご紹介します。
商品の対象月齢をチェック
赤ちゃんの月齢や発達などによって、離乳食で食べられる食材やかたさ・粒の大きさなどが異なります。
そのため、ベビーフードとして販売されている商品には「5カ月ごろ~」「7カ月ごろ~」という風に、適した月齢の目安が記載されているのが一般的です。
食欲や発達具合にもよりますが、6カ月ごろの赤ちゃんなら、離乳食初期の5カ月ごろからを対象にしたベビーフードを選ぶといいでしょう。
原材料に含まれる食材も確認
離乳食では、赤ちゃんがはじめて食べる食材は、1日1種類までにし、1さじから試していくのが基本です。
ベビーフードには、バリエーション豊富な食材が使用されているため、月齢6カ月ごろだと、家庭の手作り離乳食で使ったことがない食材が混ざっている可能性もあります。
そのため、はじめて購入する商品は、食材についてもきちんと確認しておきましょう。
タイプで選ぶ
ベビーフードには、さまざまなタイプの商品があるため、それぞれの特徴を理解して、上手に活用しましょう。
瓶・パウチパックタイプはお出かけ用に
調理済みで、開封後すぐ食べられるウェットタイプの商品は、外出先や旅行先などに持ち運んで使うときに便利です。
瓶詰めされた商品なら、容器に移し替える必要がなく、そのまま食べさせられて手軽。また、パウチパックに入ったレトルトタイプは、かさばらないため、いくつか持ち歩く際にはぴったりでしょう。
フタつき容器を準備しておけば、残した分も保管できます。
粉末・フリーズドライなどは手作り離乳食に活用できる
粉末やフリーズドライなどのドライタイプは、水・お湯でのばしたり、おかゆなどに混ぜて使います。
食材を裏ごししたりこまかく切ったりする手間がかからないため、ご家庭の手作り離乳食にちょい足しするほか、メニューがマンネリ化してしているときに、活用するのもいいでしょう。
また、必要なぶんだけ少しずつ使えるので、はじめての食材を試したいときにも役立ちます。
できるだけ食品添加物を避ける
ベビーフードには、増粘剤や酸化防止剤といった添加物が使われている場合もあります。
公的規格などに沿って製造されているとはいえ、6カ月ごろの赤ちゃんが食べるものなので、負担をかけないように、できる限り添加物を避けて選ぶといいでしょう。
有機認証を取得している商品や、添加物を使っていないものもあるため、気になる方はチェックしてみましょう。
良質なベビーフードを使いながら離乳食を楽しもう 保育士ライターがアドバイス
保育士ライター/ベビーシッター/家事サポーター
離乳食がはじまると、「食べない」「手作りできない」と悩む方も多いです。
6カ月ごろはミルク以外のものを口に入れることに慣れる時期ととらえて、思うように食べなくてもいいでしょう。
ベビーフードを使いながら、子どもが好きな味を見つけていくことをおすすめします。
6カ月頃からのベビーフードおすすめ13選
ここからは、保育士ライターのすぎ けいこさんと編集部で選んだ、おすすめ商品を13種類みていきましょう。
保育士ライター/ベビーシッター/家事サポーター
和光堂『手作り応援 とろみのもと』は6カ月ごろの子どもがごっくんしやすいように、かんたんにとろみづけができます。常備しておくと便利です。大望『詰め合せセット』は北海道産の野菜を使い、無着色でフレーク状になっています。大人も食べられるのでとりわけもできます。
キユーピー『瓶詰 おかゆ(だし仕立て)』は瓶詰めなので、フタをあけてそのまま食べることができます。お出かけや旅行にあると便利です。

和光堂『手作り応援 とろみのもと』


















出典:Amazon
内容量 | 2.8g×8袋 |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~幼児期 |
原材料 | でん粉、デキストリン |

大望『北海道野菜フレーク4種類詰め合せセット』










出典:Amazon
内容量 | 40g×4袋 |
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対象月齢・年齢(目安) | 離乳食初期~大人 |
原材料 | かぼちゃ、にんじん、とうもろこし、じゃがいも |

キユーピー『瓶詰 おかゆ(だし仕立て)』






出典:Amazon
内容量 | 70g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~ |
原材料 | 米(国産)、コーンスターチ、こんぶだし、かつお節 |
和光堂『はじめての離乳食 裏ごしほうれんそう』














出典:Amazon
内容量 | 2.1g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~幼児期 |
原材料 | ほうれんそう、デキストリン、でん粉 |
和光堂『手作り応援 緑黄色野菜3種パック』

出典:Amazon
内容量 | 2.0g×2袋、2.3g×3袋、2.0g×3袋 |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~幼児期 |
原材料 | 野菜(ほうれんそう、こまつな)、じゃがいも、小麦粉、デキストリン、食用油脂/酸化防止剤(ビタミンE)など(商品によって異なる) |
キユーピー『ハッピーレシピ にんじんとかぼちゃのおかゆ』

出典:Amazon
内容量 | 80g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~ |
原材料 | 米(国産)、野菜(かぼちゃ、にんじん)、コーンスターチ、こんぶだし、かつお節 |
味千汐路『Ofukuro 有機米とろとろ野菜おじや』

出典:楽天市場
内容量 | 100g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~ |
原材料 | 有機米、有機キャベツ、有機玉ねぎ、有機大根、有機にんじん、有機じゃがいも、有機ネギ、有機かぼちゃ、有機ごぼう、有機さつまいも |
味千汐路『Ofukuro 有機ベビー合わせだし』

出典:楽天市場
内容量 | 100g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~ |
原材料 | 有機キャベツ、有機玉ねぎ、有機大根、有機にんじん、有機じゃがいも、有機ネギ、有機さつまいも、有機かぼちゃ、有機ごぼう、こんぶなど |
ピジョン『かんたん粉末(だし・スープタイプ)ホワイトソース(13570)』

出典:Amazon
内容量 | 56g(約26回分) |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~離乳完了(18カ月ごろ) |
原材料 | 乳製品(脱脂粉乳、バター)、クリーミングパウダー、乳糖、オニオンエキス、チキンエキス、乳たん白、食塩、酵母エキスなど |
ピジョン『かんたん粉末(だし・スープタイプ)野菜スープお徳用(13554)』

出典:Amazon
内容量 | 50g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月ごろ~離乳完了(18カ月ごろ) |
原材料 | デキストリン、野菜エキス(白菜、玉ねぎ、キャベツ、しいたけ)、乳糖、にんじん、食塩、酵母エキス(原材料の一部に小麦を含む) |
ビーンズ Baby Orgente『Ojiya Carrots&Onions』


















出典:Amazon
内容量 | 80g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5~15カ月 |
原材料 | 有機にんじん(北海道産)、有機玉ねぎ(北海道産)、有機米(九州産)、豆腐(北海道産大豆)、かつお節(鹿児島県枕崎産)など |
イートウェル・ジャパン Little One's(リトルワンズ)『ナチュラル離乳食2種類6個セット』


















出典:Amazon
内容量 | にんじんおじや・さつまいもおじや:80g |
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対象月齢・年齢(目安) | 5カ月~ |
原材料 | にんじんおじや:にんじん・米粉、さつまいもおじや:さつまいも・米粉 |
ディーグリーン『はじめてのお魚コース』






出典:楽天市場
内容量 | 10gのお魚×3個(各コースより1つずつ/魚種はおまかせ)、レシピカード |
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対象月齢・年齢(目安) | 離乳食初期(5、6ヶ月〜) |
原材料 | 魚(三重県産) |
加工内容 | スチーム加熱 |
・本品は卵、小麦、大豆を含む製品と共通の施設で製造しております ・添加物、調味料は使用しておりません
「6カ月ごろからのベビーフード」のおすすめ商品の比較一覧表
ベビーフードの活用方法
ベビーフードは、さまざまな場面で活躍してくれるので、いつも離乳食を手作りしているママやパパも、シーンに合わせてぜひ活用してみましょう。
ここでは、ベビーフードの便利な使い方をご紹介します。
手早く離乳食を用意したい場面や人に預けるときに
そのまま食べさせられるウェットタイプのベビーフードは、お出かけシーンだけでなく、自宅でも忙しくて離乳食の準備ができないときや、赤ちゃんがぐずっていて、すぐに離乳食を食べさせたい場面などで役立ちます。
また、離乳食の準備が難しい祖父母や知人が赤ちゃんの世話をするとき、ママが体調を崩してしまったときなど、日常生活で離乳食が作れない場面がいろいろとあるので、重宝するでしょう。
災害など非常時の備蓄食料としてストック
ウェットタイプ、ドライタイプのどちらも、未開封の状態で長期間保存できるため、自然災害などを想定した備蓄食料として利用するのにも適しています。
6カ月ごろの赤ちゃんは、食べられるものが限られているため、食材が手に入りにくい非常時にベビーフードがあると、きちんとした食事を用意してあげられるのがメリットです。
メニューや食材を手作り離乳食の参考に
離乳食初期にあたる6カ月ごろは、同じような食材ばかりでメニューのレパートリーが限られてしまったり、食材の大きさ・かたさで悩んだりすることも、少なくありません。
市販のベビーフードは、食材のバラエティーが豊富で、栄養面や食べやすさにも配慮して作られているため、自分で離乳食を作る際の食材選びやかたさの目安として参考になります。
ベビーフードをあげるときの注意点
赤ちゃんがはじめて食べる食材は、1日1さじからはじめるのが基本です。そのため、ベビーフードに新しい食材が含まれている場合も、少しずつ様子を見ながら進めるようにしましょう。
病院が開いている平日の午前中に食べさせれば、体調に異変が起こったときにも、すぐに受診できます。
また、新しい食材を1日1種類に限ることも大切です。そうすることで、アレルゲンに対する反応がみられた場合に、原因となる食材を探しやすくなるでしょう。
「べビー飲料」や「オーガニックベビーフード」も紹介 【関連記事】
用途や離乳食の進み具合に合わせて選ぼう
6カ月ごろの赤ちゃんに適した、バリエーション豊富なベビーフードが販売されています。
瓶やパウチパックなどのウェットタイプは、そのまま食べられるため、お出かけ・旅行シーンにぴったりです。
また、粉末・フレークなどのドライタイプなら、手作り離乳食のプラス食材として活躍してくれます。
ベビーフードをストックしておくと、外出時や忙しいときなどに役立つので、赤ちゃんが気に入るベビーフードを見つけてみてくださいね。
※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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※2020/12/08 本文修正のため、記事を更新しました。(マイナビおすすめナビ編集部 西原みなみ)
14年保育園に勤務後ベビーシッターに転身。 某シッター会社で作り置き料理もできるベビーシッターとして活躍中。 自身も仕事をしながら3人を育て、子育ての大変さを実感したことから「ママの元気が子育てには必要」だと感じる。ママが笑顔になるための活動に取り組んでいます。