一人暮らしに最適なアイロンの選び方|ガジェット・家電ライターに聞きました
ガジェット・家電ライターの渡辺まりかさんに、ひとり暮らしに最適なアイロンを選ぶときのポイントを3つ教えてもらいました。商品を選ぶときの参考にしてくださいね。
ハンガーショットはシワ取りが得意
単にシワを取りたいだけなら、衣類をハンガーにかけたままスチームをかけられるハンガーショット機能がついたタイプのアイロンがおすすめです。アイロン台を使う事なくハンガーにかけたままでジャケットの折りシワや、シャツの洗濯シワなどをなくせます。ですが、ハンガーショットは折り目をつけるのが苦手です。
パンツやシャツなどに、しっかり折り目をつけたいのであればプレスできるアイロン機能つきのものか、ベーシックなアイロンがおすすめ。自重を使ってズボンやジャケットに折れ目を付けることが出来ます。
東芝『スチームアイロン(TA-EV5)』
コスパが非常によく、コードを収納してくれるなどコンパクトさも売りの商品。ひとり暮らしをはじめたてでお金を気にする場合、こういったシンプル機能がよい。
>> 楽天市場で詳細を見る取り回しのよさを考えるならコードレスタイプ
同じアイロンでもスチーム機能の多さ、水タンクの大小、温度設定などさまざまな違いがあります。なかでも一番重要なのはコードレスかコンセントタイプかということ。
コードレスタイプであれば、シワのばしの方向に合わせて持ち手を変える必要もなく、アイロン掛けがスムーズに行えます。ですが、コードレスタイプは内蔵バッテリーを使用するため連続使用時間が限定されています。ひとり暮らしの場合は、数十枚を一気にかけるケースはないと思いますので、稼働時間よりもコードの有無で選ぶといいでしょう。
スチーム機能の使用頻度で選ぼう
衣類スチーマーとして使う場合、スチームが連続なのか、それともトリガー(スチームボタン)を押したときだけ噴出されるのかで使い勝手も大きく変わってきます。
トリガーを押すタイプだと、一時的にスチームを出すには向いていますが、そのまま握り続けるのが意外とたいへん。スチームを使わないとしわ伸ばしが難しいタイプの衣類、綿や麻などの広い布地をアイロンがけするのであれば、連続スチームつきのモデルを選ぶとよいでしょう。
また、連続スチーム機能を長時間使う場合には、水タンク容量が100ml以上入る大きいモデルがおすすめです。
ティファール『アクセススチーム プラス(DT8110J0)』
立ち上がりはたったの40秒。玄関近くに設置し、出る前はしわ伸ばし、帰ってきた時は、ニオイや花粉対策といった使い方をしている人もいるぐらい、手軽に使うことができる。
>> Amazonで詳細を見るひとり暮らしに最適なアイロンおすすめ7選|ガジェット・家電ライターの一押し商品
上で紹介したひとり暮らしに最適なアイロンの上手な選び方のポイントをふまえて、実際にガジェット・家電ライターの渡辺 まりかさんに選んでもらったおすすめ商品を紹介します。

パナソニック『コードレススチームアイロン(NI-WL404)』
出典:Amazon
コードレス機能 |
○ |
---|---|
スチーム機能 |
○(平均約9.5g/分) |
重さ |
約1.0kg |
タイプ |
ベーシックアイロン |
付属品 |
スタンド |
タンク容量 |
120mL |
強力スチームつきでコンパクトなコードレスアイロン
本体わずか1kg! コードレスで使い勝手のよいスチームアイロンです。ひとり暮らしでどのアイロンにしようか迷っている友人がいたら、まずこの商品を一番に紹介します。
ショットボタンを押せば、「ハンガーショット」のほか「ハイパワーショット」「全面ハイパワースチーム」が利用できます。スチーム使用でも最長約180秒稼働。大きなプレス面積で、アイロンがけの時短を実現してくれます。先端がスリムなため、エリやボタンまわりなどのこまかい部分のアイロンがけもラクにできます。
水タンクの容量は120ml。収納時サイズは約18㎝(幅)×20㎝(高さ)×23㎝(奥行き)とコンパクト。約120°の低温から約200°の高温まで3段階で温度設定が可能で、アイロンがけする衣類を選びません。
軽いだけでなく、約1分で高温に達する性能の高さがこのアイロンのすごいところ。忙しい朝や家事の時間を短縮したい方に最適です。

日立『衣類スチーマー(CSI-RX1)』
出典:Amazon
コードレス機能 |
× |
---|---|
スチーム機能 |
○(平均約11g/分) |
重さ |
約690g |
タイプ |
ハンガーショット |
付属品 |
ブラシアタッチメント、スタンド、注水カップ |
タンク容量 |
約70mL |

ティファール『2in1 スチームアンドプレス(8630)』
出典:Amazon
コードレス機能 |
× |
---|---|
スチーム機能 |
○ |
重さ |
約740g |
タイプ |
ハンガーショット |
付属品 |
アタッチメント、計量カップ、収納バッグ |
タンク容量 |
約70mL |

ツインバード『ハンディーアイロン&スチーマー(SA-4084BL)』
出典:Amazon
コードレス機能 |
× |
---|---|
スチーム機能 |
〇 |
重さ |
約930g |
タイプ |
ハンディーアイロン |
付属品 |
衣類ブラシ、毛ブラシ、スタンド、お手入れブラシ、計量カップ |
タンク容量 |
約100mL |
お手軽お気軽なハンディーアイロン&スチーマー
最近人気のブラシタイプのアイロンは、縦持ち横持ちのどちらでもスチームを噴出でき、持ち方に気を遣いません。押しつけてシワをとる、従来型の重いアイロンを使っていた方は、忙しい朝の支度がぐんとラクになります。
アイロンの温度は100℃の低温から190°の高温まで3段階。立ち上がりから40秒で使えるので、時短にもつながります。スチームは、ショットボタンを押している間だけ噴出するタイプなので、シワがとりにくい衣類にはあまり向いていません。
そして、衣類ブラシと毛ブラシで、洋服についたホコリも同時にケア。外せばプレス面が現れ、小型のスチームアイロンとして使うこともできます。

ティファール『アクセススチーム プラス(DT8100J0)』
出典:Amazon
コードレス機能 |
× |
---|---|
スチーム機能 |
○(平均約20g/分) |
重さ |
約1,220g |
タイプ |
ハンガーショット |
付属品 |
ヘッドカバー、ブラシ、ドアフック |
タンク容量 |
約185mL |

東芝『コードレス衣類スチーマー La・Cooラクー-S(TAS-X5)』

出典:楽天市場
コードレス機能 |
○ |
---|---|
スチーム機能 |
○(平均約12ml/分) |
重さ |
710g |
タイプ |
ハンガーショット |
付属品 |
スタンド |
タンク容量 |
約65mL |
コードレススチーマーで作業を楽に
最新型のコードレスタイプのスチーマー(衣類用アイロン)です。連続した最大約12ml/分のスチーム量で、衣類のシワをハンガーにかけたまま取り除けます。立ち上がり時間は約30秒、使い終わったらスタンドに戻すだけと忙しいときでも素早く使えます。ニオイやアレルゲン、菌などの除去もできるため、帰宅してすぐかけるのもおすすめですよ。
コードレスのスチーム持続時間は約1分30秒と短いものの、長時間使用したい時はコンセントタイプへの切り替えもできるのが本製品のすぐれたポイント。(最大使用時間が約7分10秒になります。)
プレイアイロンとしても利用可能で、3段階の温度設定搭載。重さ約710g(コードレス時)と力が弱い方や、負担の少ない軽いアイロンを探している方にも最適です。

日立『コードレススチームアイロン(CSI-201)』
出典:Amazon
コードレス機能 |
○ |
---|---|
スチーム機能 |
○ |
重さ |
約1,350g |
タイプ |
ベーシックアイロン |
付属品 |
スタンド、注水カップ |
タンク容量 |
約80mL |
一覧表で「ひとり暮らし向けアイロン」のおすすめ商品を比較する
通販サイトのひとり暮らしアイロンランキングを参考にする
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでのひとり暮らしアイロンの売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
ガジェット・家電ライターからアドバイス|アイロンを変えると家事の時短に繋がる
全自動家事マシンの実装は、おそらく全人類の夢ですがいまだに実現できていません。残念ながら、今はまだアイロンがけを放棄するのは難しいです。しかし、同じアイロンがけでも、使いやすいアイロンを使えばラクになるというのもまた事実。
重くて立ち上がりの悪いアイロンを使うと、待機時間がどうしても発生します。家電を変えるだけで、その待機時間が減るとしたらちょっとワクワクしませんか?
見た目は同じですが、中身は大きく変わっているアイロン。10年前のモデルを使用している方や今使っているアイロンが不便と感じる方も、ぜひ買い換えを検討してみては?
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※「選び方」で紹介している情報は、必ずしも個々の商品の安全性・有効性を示しているわけではありません。商品を選ぶときの参考情報としてご利用ください。
※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページなどで商品情報を確認できない場合は、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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