「制汗剤・デオドラント」のおすすめ商品の比較一覧表
制汗剤・デオドラントとは?
制汗剤の商品は「制汗」「デオドラント」という言葉が並んでいることも多いので、同じような意味だと思っている方もいるかもしれませんが、それぞれに意味があります。
制汗は「汗を抑える」ことを意味し、デオドラントは英語のdeodrantで「消臭」「防臭」を意味します。そのため、デオドラントは汗だけでなく足の臭いを防ぐ商品などにも使われる言葉です。
しかし制汗剤には、汗を防ぐ制汗成分だけでなく、臭いの原因となる常在菌の増殖を防ぐ成分、消臭成分などが組み合わせて作られている商品がほとんど。ひとつ持っておけば制汗・デオドラントの両方の対策ができます。
制汗剤・デオドラントの選び方
ここからは、制汗剤・デオドラントの選び方を紹介していきます。ポイントは下記の6つ。
【1】性別
【2】使用シーン
【3】配合成分
【4】清涼感や速乾性
【5】容器のサイズ
【6】香りがあるか
上記のポイントを押えることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
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「女性用」「男性用」かで選ぶ
制汗剤は男女や子供が共通で使えるユニセックス商品のほか、「女性用」「男性用」として販売されているものがあります。それぞれの特徴と違いをチェックしておきましょう。
「女性用制汗剤」は適度な清涼感で香りの種類が豊富
女性用制汗デオドラントは、適度に清涼感を感じる商品が多く、パッケージも女性向けのデザインになっています。女性が持ちやすいコンパクトな大きさで、直塗りのものはフィットしやすくできています。
配合成分も多少の違いはありますが、基本的には男女問わず使える商品が多いです。
また、同じ商品でも無香料に加え、石けん、フローラル、シトラスなど数種類の香りで展開されているなどバリエーションも豊富。香りが苦手な方や香水を使いたい方には無香料が人気です。
「男性用制汗剤」はメントール配合で清涼感が強い
男性は女性と比べて汗をかく量も皮脂も多いため、メントールなどを配合した清涼感を感じる商品が多いのが特徴です。
加齢臭や体臭が気になる方は、男性向けの制汗剤のなかでも医薬部外品(薬用)を選ぶのがおすすめ。臭いの原因となる菌の増殖を抑える成分などが多く配合されています。
防臭効果の点でも、スプレーよりロールオンタイプやスティックタイプなどの直塗りの方が密着力もあり、高い効果が期待できます。
使用シーンに合ったタイプを選ぶ
スプレー、ロールオン、スティックなど、制汗剤のタイプもいろいろとあります。使用シーンや使い方に合わせて選んでみてください。
スプレータイプ|シュッとひと吹きで広範囲に散布できる
スプレータイプはワキだけでなく、背中や首元など広範囲に吹きかけることができます。吹きかけてすぐにさらさらになり、朝の忙しい時間にもさっと使えるので1本は持っておきたいタイプといえるでしょう。スプレーすると冷たさも感じられるので、夏の暑い日や運動したあとでも気持ちよく使えます。
デメリットとしては、ロールオンやスティックとくらべると密着力が弱いので、医薬部外品の商品なら汗を抑えたり、ニオイを抑えたりする効果はやや劣ります。
ロールオンタイプ|手を汚さず塗れて白残りしない
ロールオンは容器の口のあるボールを転がすようにしながら塗るタイプです。直接ワキなどにしっかり塗れるので、医薬部外品は高い制汗・防臭効果が期待できます。容器もコンパクトで手を汚すことなく使えるので外出先でも使いやすいです。
塗った直後は乾かす必要があるので、服に付かないか心配な方には速乾タイプのロールオン制汗剤を使いましょう。デメリットは、手の届く範囲にしか塗れないので背中などには使いにくい点です。
スティックタイプ|肌に密着しやすく持続効果が高い
デオドラントスティックは、くり出し式の固形のスティックを直接ワキなどに塗るタイプです。制汗成分やデオドラント成分が入っておりますが、スティックタイプはとくに臭いが気になる方におすすめ。一番密着力が高いので、長時間の効果が持続します。
コンパクトなサイズなことや手を汚さずに使えるので持ち歩きにも便利ですが、広範囲には使いづらいのがデメリットです。速乾性のあるものを選べば塗ってすぐにさらっとした使用感になります。
ウォータータイプ|気になる部位にたっぷり使える
デオドラントウォーターはボトルに入っているタイプとミストスプレータイプがあります。
ボトルに入っているタイプは手に取ってから体にぬり広げます。腕や足など広範囲に惜しみなく使いたい方におすすめです。ミストスプレータイプは手軽に吹きかけて使えます。
清涼感がある商品が多く、暑い日に汗をたくさんかいたときやスポーツのあとに使うのに向いています。さらさらタイプやしっとりタイプがあるので好みの使用感で選んでみてください。
シートタイプ|汗をしっかり拭きとれる
シートタイプは汗をかいたあとに汗を拭き取りながらケアできます。プラスチックケースに入っているものは自宅用に、ウエットティッシュのような携帯タイプは外出先で使いたい方におすすめです。
大判のシートなら1枚で全身拭くことが可能。多くの商品がボディ用ですが、なかには顔に使えるものもあるので、顔が洗えない場所でも汗や汚れをスッキリ落とせます。
エタノールが含まれていることが多いため、敏感肌の方は肌に合わない場合もあるので注意してください。
男女ともに人気なのは「スプレータイプ」だった!
普段使用している制汗剤のタイプについて、602名(男性302名、女性300名)へのアンケート調査を実施したところ、以下のような結果になりました。

Photo by マイナビおすすめナビ

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男女ともに圧倒的な人気を誇るのはスプレータイプでした。続いて女性は持ち運びもしやすいロールオンタイプ、男性は汗をかいた不快感が解消できるシートタイプを愛用している人が多い傾向に。
目的に合った配合成分を選ぶ
配合成分にも着目を。使用目的に合った効果が得られるものを選びましょう。
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汗ジミが気になるなら「制汗成分配合」
制汗成分は、汗が出てくる汗腺にフタをしたり、毛穴を引き締めたりすることで汗が出てくるのを抑えます。多汗症でお悩みの方や、洋服に付いてしまう汗ジミが気になる方は要チェック。
代表的な制汗成分には、クロルヒドロキシアルミニウムやパラフェノールスルホン酸亜鉛、酸化亜鉛、ミョウバンなどがあります。とくにクロルヒドロキシアルミニウムは肌への刺激が少ない成分なので、多くの制汗剤に配合されています。
臭いの元を抑えたいなら「殺菌成分配合」
脇の嫌な臭いは、汗と肌の常在菌により雑菌が繁殖することが原因となっています。そのため、臭いの元を抑えたいならそれらの菌を殺菌する有効成分が配合されているかをチェックしましょう。
制汗剤によく使われる殺菌成分には、イソプロピルメチルフェノールや塩化ベンザルコニウム、焼ミョウバンなどがあります。とくに塩化ベンザルコニウムは強い殺菌作用があり、焼ミョウバンは低刺激なので敏感肌におすすめです。
臭いが出るのを予防したいなら「防臭成分配合」
そもそも嫌な臭いが出るのを予防したいという人は、防臭成分をチェック。防臭成分はニオイそのものを吸着し、気になる臭いが広がるのを防いでくれます。
制汗剤に含まれる防臭成分にはミョウバン、酸化亜鉛、酸化マグネシウム、ゼオライト、チャ葉エキスなどがありますが、なかでもミョウバンは加齢臭にも効果が期待できるので、汗以外の臭いも気になる方におすすめ。
清涼感や速乾性など使用感で選ぶ
スポーツ後に使う、お風呂上がりに使うなど、使用シーンに合った使用感を選ぶのもポイントです。
真夏やスポーツ後に使うなら清涼感が感じられるものを
制汗剤は汗をかきやすい夏に使われることが多いので、メントールを配合し、スーッと清涼感を感じる商品も多くあります。メントール入りは、暑い季節やスポーツのあとに使うと涼しい感覚になるのでおすすめ。女性向けの商品より、男性向けの商品の方がクール感が強いものが多いです。
メントール入りのものを使うと刺激を感じる方や、清涼感はなくてよい場合はノンメトール処方のものを選びましょう。
朝やお風呂上がりにはサラサラとした速乾タイプを
速乾タイプの制汗剤は、朝の忙しいときなど、付けたあとにすぐに服を着たい人におすすめです。お風呂上がりに汗をかきたくないという人も、制汗剤を使うとサラっと快適になるのでおすすめ。
とくにスプレータイプに速乾性の高い制汗剤が多いですが、スプレー以外にもさらさらパウダー入りの商品があるのでチェックしてみてください。
家用か外出用かで容器のサイズを選ぶ
制汗剤・デオドラントの多くの商品で大きいサイズと小サイズが販売されています。大きい容器は家で使う用に、小さい容器は携帯する用に持っていると便利。なかでもロールオンやスティックタイプは外出先でも手軽に塗りなおしやすいです。
また小さいサイズはお試し感覚で買えるので、使用感を確かめたいときに買ってみるのもおすすめです。
香り付きか無香料かで選ぶ
制汗剤には香り付きと無香料タイプがあります。香り付だと石けん系、フローラル系、シトラスなどの柑橘系の香りが多くあります。人気のシーブリーズではなんと10種類もの香りのバリエーションが!
香りの持続性は付けたときに感じる程度のものから、ほのかに香り続けるものなどさまざまあるので、香りの強さもチェックするといいでしょう。口コミの情報などが参考になります。
普段使用している制汗剤の香りについて、602名(男性302名、女性300名)へのアンケート調査を実施したところ、以下のような結果になりました。
【女性編】
1位:無香料、2位:せっけん系、3位:フローラル系
【男性編】
1位:無香料、2位:シトラス系、3位:フローラル系
女性、男性ともに無香料の制汗剤が人気でした! 「洋服の柔軟剤の香りを邪魔したくない」「香りでごまかしてると思われたくない」などの意見も。ぜひ香り選びの参考にしてくださいね。
制汗剤おすすめ人気ランキング14選【女性用】 女性300名にアンケート調査!
ここからは、市販の制汗剤・デオドラントのおすすめを紹介していきます! 女性300名に実施したアンケートをもとに、1~9位まで人気ランキング形式で紹介! それ以降は編集部のイチオシ商品をピックアップしています。
アルコールフリーで肌への刺激が少ない
バルト地域の国、ラトビアの植物エキスを使った、ナチュラルオーガニックの制汗剤。創設メンバーも女性で構成されているので、女性にとっての使いやすさを考慮して作られています。
匂いの種類は、ハーブとアロマの2種類から香りから選択可能。どちらを選んでも自然な香りできつくないので、入浴後に使用するのにも適しています。アルコールフリーで乾いても白くなることがないので、ノースリーブを着る場合でも安心して使用できます。
国際有機認定機関であるエコサートの認定を受けているほど、オーガニックにこだわっており製品の外箱もリサイクル・自然分解可能です。ナチュラル志向の方におすすめの制汗剤です。
制汗剤おすすめ人気ランキング14選【男性用】 男性302名にアンケート調査!
続いて、男性が選ぶ制汗剤・デオドラントのおすすめ人気ランキングを紹介します! 薬局・ドラッグストア・コンビニなどで安い値段で買えるアイテムも。ぜひ各商品を比較しながら、あなたにピッタリのアイテムを見つけてくださいね。
実際に使ってどうだった? 口コミをチェック 気になる制汗剤の評価は?
ここで何商品か、実際に使ってみての口コミを見てみましょう。※口コミはあくまで個人の感想です。
資生堂『Agデオ24 パウダースプレー』の口コミをチェック

出典:LIPS
私の中で、夏は必須のアイテムを紹介します。
エージーデオ24 パウダースプレーです!
脇・肘の裏・膝の裏などスプレーします。
本当にやるとやらないでは大違いで、汗をかきにくくなったり、汗をかいてもベタベタしにくくなったりします。
本当におすすめです!
花王『8×4ロールオン』の口コミをチェック

出典:LIPS
今回は8×4さんのロールオン!!!
香りはせっけんの香りです!
ロールオンなのでさっと塗れて便利!
制汗剤は夏の必需品ですね
暑くなりはじめてから携帯しておくと安心
サイズも持ち運びに便利なサイズです!
ニールズヤード レメディーズ『デオスプレー(ボディスプレー)』の口コミをチェック

出典:LIPS
ニールズヤード レメディーズレモン&コリアンダーデオスプレー
【香り】レモンやライムの爽快な香り。
【テクスチャ】シュッシュッとふきかける度に、ニオイも暑さも気分もリフレッシュ。
【おすすめポイント】100%植物の香り。毛穴や汗腺をふさがないのでお肌に優しい使い心地。
【感想】昨年の夏から愛用しています。お出かけ前に使用するだけで、一日中、汗のニオイを気にしなくても大丈夫です。暑さに火照った肌をクールダウンしてくれると共に、少し強めの柑橘系の香りが、気分をリフレッシュさせてくれます。
【残念なところ】そのままでは(ボトルが)、 とっても使いにくいです。私は、市販のスプレーボトルに入れ替えて使っています。
花王『Biore(ビオレ) さらさらパウダーシート』の口コミをチェック








出典:LIPS
【Biore さらさらパウダーシート】
「皮脂クリア処方」採用でベタつきやニオイのもととなる皮脂をしっかりオフしてすっきり。
白残りしない「透明さらさらパウダー」が素肌にゆきわたり、さらさら肌長続きします♪♪
多少の汗をかいても服がはりつきにくくなっています。
4枚重ねの厚手のシートでやぶれにくいから、1枚で全身をさっぱり*.+゚
凹凸加工シートで、ベタつきやニオイのもととなる汗・皮脂をしっかりキャッチします。
汗をふきとったあとも、ふきたての香りが長続きして、イヤな汗のにおいが全くしないので、とても快適です*.゚
私が学生の時から使っていて、部活や体育の時も大活躍していました ♪♪ /
汗を拭き取るだけではなく、お肌がスベスベサラサラになり、まるでボディフレグランスや香水をかけたようにいい香りになるので、とても気に入ってます!
通販サイトの最新人気ランキングを参考にする 制汗剤の売れ筋をチェック
Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングでの制汗剤の売れ筋ランキングも参考にしてみてください。
※上記リンク先のランキングは、各通販サイトにより集計期間や集計方法が若干異なることがあります。
制汗剤・デオドラントに関するQ&A
ここでは制汗剤・デオドラントに関する疑問について、Q&Aで回答していきます!
脇汗のイヤな臭いの原因は?

脇汗には誰でも多少の臭いがありますが、運動したり暑いときに流れる汗は、エクリン腺から分泌されるサラサラの臭いがない汗です。
一方、脇にはアポクリン腺という汗腺があり、その汗は脂質やたんぱく質を含んでいます。臭いの原因となるのは、こちらの「アポクリン汗腺」から出る汗にあります。この汗と皮脂や古い角質などが混ざり、常在する菌がそれを分解することで時間の経過とともにイヤな臭いが発生してしまうのです。
また、ストレスや偏った食生活が続くと、脇汗の臭いがより強くなってしまいます。
制汗剤の海外製と日本製の違いは?

最近では「AHCセンシティブ」や「デトランスα」など、海外製の制汗剤を利用する人も増えてきていますね。アメリカをはじめ、カナダ、ドイツ、韓国などさまざまな国の商品も販売されています。とくに肉食が中心の国の人は、日本人と比べて体臭が強い人が多いといわれています。そのため、海外製の制汗剤は、日本のものよりも消臭・制汗効果が高いアイテムが多いのが特徴。また日本はスプレータイプが多いですが、海外の主流はロールオンやスティックタイプになります。
一方で、海外製品に限ったことではありませんが、制汗効果が強いロールオンタイプは、アルコール(エタノール)の配合量が高い場合もあり、赤みやかゆみなど肌トラブルを起こす可能性もあるので注意が必要。使用前にはパッチテストをして反応をみる、肌に合わない場合はすぐに使用を中止する、異常があれば皮膚科を受診する、といった基本を守り、安全に使用してください。
制汗剤に危険はある? 体への影響は?

制汗剤自体に危険はありませんが、敏感肌の方は商品選びや使い方を間違えると皮膚トラブルなどを起こしてしまうことがあります。たとえばアルコールが配合されている制汗剤は肌の刺激となりうるので使用しないのがおすすめ。
また使い方の注意点としては、スプレータイプの場合は締め切った狭い空間で大量に使うと噴霧液を吸い込んでしまうことがあるので、なるべく換気をしながら使いましょう。
最後に、制汗剤を使い始めたら品質保持の観点から1年以内に使い切ってください。とくにロールオンやスティックタイプは直接肌に触れる商品なのでワンシーズンで使い切るか、買い換えるようにしましょう。
みんなが悩んでいる臭いとは? 男女別に紹介! アンケート調査をもとに集計!
脇の臭い、足の臭い、加齢臭など、体臭にはいろんな種類があるけれど、みんなが何の臭いで悩んでいるのか気になりますよね?
ここでは602名(男性302名、女性300名)に実際したアンケート結果をもとに、男女別に気になる臭いを紹介します!
女性が一番気になるニオイはどれ?

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女性は、なんといっても脇のニオイがポイントのようです。夏はもちろんですが、秋冬も含めてオールシーズン脇汗は気になりますよね。
男性が一番気になるニオイはどれ?

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男性の場合は、汗っかきだと自認している方が多いですね。そして男性が気になるニオイは、脇、足、加齢臭です。悪臭を放っていても、なかなか注意もしてもらえないもの。自覚的にケアしておきたいですね。
制汗剤以外でワキガや加齢臭を抑える方法は?
制汗剤だけに頼らず、根本から体臭を予防・改善したいですよね。体臭には、汗や皮脂が原因となるもの(汗臭、ワキガ、ミドル脂臭、足のニオイなど)と、それ以外が原因となるもの(加齢臭、口臭)など、さまざまなタイプがあるため、それぞれの原因に応じた対策が必要です。
「加齢臭対策」には食習慣や生活習慣の見直しを
加齢臭の原因となるのが「ノネナール」という物質。脂肪酸の一種である「9-ヘキサデセン酸」が分解されると、このノネナールが発生し、加齢臭の原因となります。一般的に加齢臭というと男性のイメージが強いですが、女性も閉経後に加齢臭が気になりだすようです。
加齢臭対策には、ノネナールの発生を促進する活性酸素を抑えることが有効といわれています。ビタミンC、Eなど抗酸化作用のある食品をとることや、脂っこい食事やタバコを控えること、ストレスをためないといったことで、加齢臭の発生を抑えられるといわれています。また、お風呂に入った際には、「アポクリン腺」という汗腺が多いワキの下や陰部周辺、皮脂分泌量が多い背中や頭皮など、ニオイの出やすい場所もしっかり洗うようにしましょう。
「汗臭対策」には脇汗パットなどの活用を
暑いとき、運動したときなどに体温調節のためにかくサラッとした汗の大部分は、「エクリン腺」という汗腺から出ます。エクリン腺から出る汗は99%が水分で、発汗直後の汗は実は無臭です。一方、緊張状態などから出やすい「アポクリン腺」という汗腺から出る汗は、汗自体は無臭ですがそのまま放置すると菌が繁殖しニオイの原因になるため、肌を清潔に保つことが特に重要です。
ワキにはアポクリン腺が多いため、汗をかく前に制汗剤で汗を抑え、汗をかいたら放置せず、早めに拭きとりましょう。なお、衣服に汗がついてしまうとニオイの原因になりやすいので、脇汗パッド(汗取りパッド)などを活用するのもおすすめです。汚れをしっかり落としたいときには、不透明の機械練りタイプの固形石けんを泡立てて使うのがおすすめです。さらに、殺菌成分の配合された石けんを使用するのも有効です。
「ニオイ対策」には清潔なワキを保つ努力を
ワキのニオイは「アポクリン腺」という汗腺から出る汗が原因です。やや粘り気があり、服に黄ばみやシミができやすいのも特徴です。対策としては、やはりワキを清潔に保つことが大切。男性も女性もワキ毛を処理せずそのままにしていると、臭いの原因となる菌が繁殖しやすくなります。定期的にワキ毛を処理して清潔を保ちましょう。またタバコやお酒も悪影響を及ぼすようなので控えたいところです。
このほか、日常生活で汗をかく機会が少ないと、いざ汗をかいた時に体内で溜まっている老廃物が一緒に分泌されて菌が繁殖しやすくなるため、ニオイが強くなりがちです。ストレスの多い生活や運動不足、エアコンの当たりすぎなどが影響しているようです。体の冷やしすぎに注意し、適度な運動をして日常的に汗をかくようにしましょう。
また、脂っこいものや動物性タンパク質中心の食生活は、アポクリン腺を刺激します。肉類やバターなど脂肪のとりすぎに注意しましょう。
そのほかの制汗剤・デオドラントのおすすめ記事はこちら 関連記事
顔用制汗剤や手汗用制汗剤、ワキガ対策に効果的なワキガクリームのおすすめはこちらの記事で紹介しています。
制汗剤・デオドラントで汗ばむ季節もさらさら快適に!
制汗剤はいろいろな種類があるため、「ワキ汗を抑えたい」「ワキのニオイ対策したい」など、シーンや目的に合わせ選ぶことが大切です。商品ごとに特徴がありますので、よく比較し、自分にピッタリなものを選んでみてください。
また、制汗剤は汗やニオイを抑えるのに便利な商品ですが、使い方を間違えるとかゆみなどの肌トラブルを招いたり、かえってニオイの原因となることもあるようです。使用の際には、必ず用法用量など注意点を守るようにしましょう。制汗剤を適切に使い、快適に過ごしてくださいね。
◆アンケート情報
調査時期: 2020年5月25日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 回答数602名(男性302名、女性300名)
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※この記事は、2018/06/21にマイナビニュースの「おすすめナビ!」コーナーに掲載した内容を、エキスパートへの取材を経て、リライト・再編集の上で再公開したものです。(元記事執筆: yumi、取材・編集・リライト:マイナビおすすめナビ編集部 中村亜紀子)
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※商品スペックについて、メーカーや発売元のホームページ、Amazonや楽天市場などの販売店の情報を参考にしています。
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(一社)日本化粧品検定協会代表理事、 東京農業大学 食香粧化学科 客員准教授 サイエンティスト(工学(化学科)修士)としての科学的視点から美容、コスメを評価できるスぺシャリスト「コスメコンシェルジュ」。その知見から各種の雑誌やメディアで新作コスメの評価を担当。著書9冊、累計30万部を突破。